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異世界生活-4

「それで…直人はまだ全部の魔法を使う事は出来ないのよ」

「えっ、何で…」

「それはですね。そうね…地球にあるパソコンを例えにすると、拡張スロットが足りないのと容量不足ってとこかなー」

「どういう事?」

「つまり…今の直人には空きスロットが1ヶ所しかないってことなの、今はそこに火魔法が差し込まれてるって言ったら分かるかな?」

「あー成る程な…でもなんかガッカリだなぁ。魔法が差し込み式だったなんて…」

「差し込み式じゃないわよ!例えばの話しでしょーが!面倒なんで先に進めるわよ。まったく」

「そんなに怒るなよ…悪かったよ。ごめん」

「それで何処まで話したっけ?アンタのせいで忘れちゃったじゃないのよ!あー、そうそう。スロットだったわね。だから頑張ってスロットを増やさないといけないのよ。それから容量だけど、これは魔法を使う魔力の事を言っている訳じゃないの、闇魔法には相手を状態異常にする他に暗闇と感知、次元魔法には次元ボックス、飛行、透明化、瞬間移動が有るって言ったでしょ。この2種類の魔法はちょっと特殊で…スロットに差し込んでも闇魔法は状態異常、次元魔法は次元ボックスしか最初は使えないのよ。直人自身の容量が増えると闇魔法は暗闇、感知の順に使える様になって、次元魔法は飛行、透明化、瞬間移動の順に使える様になるの」

「なんか全ての魔法を使える様になるまで大変そうだな…」

「そうね…。こればかりは特訓と実戦あるのみだからねー…」

「努力して修得しろって事か…」

「そうなるわね。それとこの容量何だけどもう一つ役割があって、さっきも言ったけど直人は7種類の魔法を全部使えないの」

「言ってたな。スロット無いからだろう?」

「それもそうなんだけど、7種類の魔法を持つ事も出来ないのよ」

「えっ、どういう事なの?」

「つまり…直人はメインメモリ、主記憶装置が無いみたいに考えて」

「もうパソコンでも無くなったんだな」

「だから例えだから!」

「分かってるよ」

「それで最初に魔力はメインメモリを作ってくれて、メインメモリが出来上がったらお次は魔法を記憶させていくのね。まぁ、細かく言うとものすごーく小さいメインメモリはあるんだけどね」

「えっ、有るの?」

「最初に契約で魔法が使える様にしてあるでしょー」

「あっ!そっかそっか」

「なので…スロットは後6ヶ所増やす。メインメモリは後6種類の魔法が記憶出来る様に今のメインメモリを大きくする」

「契約の時にスロットも容量も魔法も沢山くれれば良かったのに…」

「なによー。アタシが意地悪で少ししか渡さなかったみたいな言い方してー!」

「だってたったの一個だけなんて最低限の能力渡しました!みたいじゃん」

「あのねー…世界を救って貰おうとしてる人にそんな事しないわよー!ホントッ最低ね!直人って」

「だってさ…わざわざLEVEL-1から始めるより最初からチート能力渡した方が簡単で早くない?」

「あー、そう言う事ねー!全くもう…それが出来てたらアタシだってそうしてるわよ!何で直人はLEVEL-1からなのかと言うと、直人の居た地球には魔法が無かったからなの、つまり直人の体の作りは魔法がある異世界の人達とは少し違ってるってことなのよ」

「成る程な…魔法が使える体に一から作り直してるって事か」

「んー、一からとかそこまでは出来ないから、簡単に言うと元の体を少しバージョンアップしたみたいに考えて」

「何かバージョンアップとかカッコイイな!あっ、それと魔法の種類は7種類以上あるように思えるんだけど…」

「そうね…カテゴリー分けしてあると思って」

「えっ、それだけ?」

「そうよ。何で?」

「あっ、いやべつに…今までちゃんと説明してくれてたから何かあるのかと思った」

「何にも無いわよ。カテゴリーはカテゴリーよ」

「あっ、はい」

「それから…魔法に関しては細かい事抜きにしてもまだあるのよねー。何から話そうかなー…。あっ、次は魔法の入れ替えについて教えるわね!」

「入れ替え…?」

「そう。例えばスロットに差し込んでる機能を他の機能と差し替えるって言えば分かり易いかな?直人が3種類の魔法を覚えました。でもー、スロットが1ヶ所しか有りません。そんな時はスロットから今ある魔法を抜いて、違う魔法を差し込む!そうすると…あら不思議!違う魔法が使えるようになりました。みたいな感じね」

『分かり易いけど、なんか子供に教えるみたいになってるけど気のせい?バカにされてる感半端ねーな』

「良く分かったよ!」

「それじゃあ次は…魔法の放出についてね。魔法はなにも手や指からだけ放出する訳じゃないのよねー。全身何処からでも放出が出来るのよ。例えば防御する時とか、一部分だけでも良いけど相手の攻撃によっては全身防御した方が良いときもあるからね。まぁ…全身で攻撃魔法を放出させたり体当たりしたりなんかも出来るわよ。ちょっと難しいけど右手から火魔法、左手から雷魔法、右足から水魔法、左足から光魔法を同時に放出とかも出来ちゃうわよー」

「うぉ、マジかよ!なんかスゲーな!でも想像すると何かあれだな…ハハハ」

「何かって何よ!バカにしてるけどホント難しいんだからね!」

「いや…べつにバカになんかしてないよ…」

「まあ良いわ!苦労しなさい!それと…他になんかあったかな…あっ、水魔法は氷にもなるから覚えておくんだよー」

「えっ、そうなの?氷は単体じゃないんだ?」

「違うのよねー。それに水と氷は便利魔法にもなるわよ」

「便利魔法…?」

「そう。便利魔法。水魔法で出したお水は飲めるのよー。お湯にしても良し、熱湯にしても良しってね。氷は飲み物に入れても良いわね」

「飲めるのか!確かに便利だな」

「でしょー。野宿する時には便利なんだよー。例えば火魔法で火熾し、水魔法でお湯やお風呂なんて使い方もあるよ」

「成る程な!魔法も使い方次第では色々出来るって訳だな」

「そだよー。あと何か忘れてる事あるかなー?そうだ!闇魔法と次元魔法何だけど、カテゴリー内の魔法の成長はスロットに差し込んでる方が成長早いからね」

「ん?」

「アンタアタシの話しちゃんと聞いてたの!」

「聞いてたよ!あれか…メインメモリ大きくして魔法を記憶させて、カテゴリー内の魔法を順番に覚えていくってやつ?」

「分かってるじゃないの」

「あ、いや。成長とは言って無かったからちょっとピンと来なかった」

「またアタシのせいにしてー。直人は直ぐに人のせいにするよねー」

「嫌々いや、言って無かったよね」

「ま、まぁ良いわ」

「なんか納得出来ねーな」

「まあまあ。魔法に関してはこんなところかなー?何か思い出したらその都度教えるねー」

『今全部思い出して教えて欲しいけど、まぁ仕方ないか…ホッシーナだしな』

「なんか他に思い出したら頼むよ!」

「直人の為に教える事が多すぎてアタシも大変なのよー」

「感謝してるよ」

「ホントよ!感謝しなさいねー」

『あれ?オレが協力求めてるのか?何か違うような…』

「次はこの世界で直人がやる事を具体的に教えて……それから治安とか法律とか教えるわね」

「治安や法律か…覚えておかないと大変な事になりそうだな!大事な事は全部頼むよ」

「ハイハーイ。オッケー」

『この軽さが怖いんだよな…』








読んで頂きありがとうございます(^-^)


魔法や他の事に関してはもしかするとホッシーナが「あっ!まだあったー。これもだー」何て言って変わるかも知れませんねf(^_^;


その時は私、直人がきちんと説明します("`д´)ゞ


評価等も頂けたら嬉しくて励みになりますので、宜しくお願いします(^o^)/


次の更新ではホッシーナから治安等の説明です。

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