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入学式

「ふあぁぁ~……眠い…」


俺は今日からカストア学園に通う事になったセイル・リュートだ!


……って俺は誰にいってるんだよ



「しっかしなんで学園までの道のりが坂道なんだよ…」


俺は独り言をいいながら学園に向かう


カストア学園は中~高校を兼ねてるから13歳の俺は中等部になるそうこうしてる間に学園の門の前に着いた

「うわ~!でけぇな!!」

カストア学園の門は普通の学校と比べ物にならないくらい大きい、凱旋門を彷彿させる

その巨大な門を眺めていると


「やっほ!リュート♪」

と後ろから肩を叩かれた


「おう!カルミンか!おっす!」「へへ!おはよう♪」


こいつはカルミン・バルノレスは幼なじみで俺と同じ13歳の少女だ


カルミンは名門バルノレス家の一人娘で身長は150cmで髪の毛はピンク色のツインテールという年齢に似合わない容姿だが小学生の頃から可愛いと専らの噂になっている


この俺でもカルミンの事は可愛いとわかる


カルミンは自分の家が名門だからといって決して気取らず謙虚に家柄に関係無く人に優しく接するので近所の家からの評判はいい、またカルミンの両親も人当たりがよく他の名門からの信頼が厚い


校舎に向かいながら話をする

しかし校舎に行くにも一苦労だな…


「そー言えばリュートはどのウェポンにするか決めた??」

「俺はやっぱりソードだな!!」


学園に入学すると自分が使いたいウェポンの具現化の仕方を教えてもらうか、あるいはウェポンが支給される


「そんなお前はどうなんだよ?」と聞き返すと


「えっと私はホルンかロッドで迷ってるんだ~…」

カルミンはもじもじしながら答えた


「カルミンらしいな(笑)」


「なんで笑うのよ~!!」


「カルミンらしくていいなと、あともじもじするとか可愛いな(笑)」



「か……可愛いなんて…って変な事言わないでよ…!!」


「あはは!ごめんごめん!」


「もうっ…」


「さて入学式が行われる場所はっと……」


リュートとカルミンが案内板で入学式場を探していると


「君どきたまえ!」と声がしリュートは大男に案内板の前からどかされた


「お前!何すんだよ!!」

リュートが怒鳴ると大男の後ろにいた声の主が現れた


「まったく……庶民で君みたいに公衆の面前で声を荒げる野蛮人の気が知れないね……おっと!紹介が遅れてしまった、僕はフルーゲル・ゲイナーと声がしリュートは大男に案内板の前からどかされた


「お前!何すんだよ!!」



「まったく……庶民で君みたいに公衆の面前で声を荒げる野蛮人の気が知れないね……おっと!紹介が遅れてしまった僕はゲイナー・フルーゲル、名門フルーゲル家の長男さ!」



すると周りの入学生達が静まりかえり何か話し合っている


「おい……あいつか…」

「あぁ…噂の」


「殺人事件を金で揉み消したとか…」

「しかも一度だけじゃないらしいぜ」

ちらほら恐ろしい事が聞こえる


殺人事件?金で揉み消した?

あの歳でか??


「ふん……庶民はこれだから…行くぞバスク!」


「かしこまりました」

あの大男はバスクって言うのか……

ゲイナーがいなくなるとさっきの喧騒が帰ってきた


「嫌な人だったね……」


「まぁ…な、とりあえず式場に向かおうぜ」




式が始まり少したつと


「どうもこんにちは!この度はカストア学園に入学してくださりありがとうございます!高等部1年A組の生徒会長ラミア・ベリアです!以後お見知りおきを!」


彼女は高校1年生とは思えないほど大人っぽい、身長は170cmプラチナブロンドの髪の毛はロングでストレートに下ろされておりハキハキと挨拶を続けている


「ーーではこれで挨拶を終わりにします!入学生の皆さんこれから充実した学園生活を送ってくださいね!」


パチパチパチ!!

会場に拍手が響き渡る


「ではこのあと担当の先生に従ってクラスを確認し移動してください」


すると何人の先生が式場の後ろの壁に紙を張り付けている


「さあて……確認しに行こう」先生の合図で入学生達が後ろの壁に向かう


「えっと俺のクラスっと……」

Bクラスの欄にリュートの名前が記載されていた


「B組か……」

リュートはわくわくした気持ちで教室に向かった



「えー私がこのクラスを担当する事になりましたトム・ジャクソンです、よろしくお願いします」

先生の自己紹介がおわると生徒達の自己紹介が始まった


「カルミン・バルノレスです!よろしくお願いします!」


カルミンもおんなじクラスだったのか!



「ゲイナー・フルーゲルだ!!」

ああ……こいつもか

正直めんどくさい事になりそうだなゲイナーとやら



「ではウェポンを支給・伝授しますので順番に前にきてください」

自己紹介がおわると待望のウェポンの支給だ


他の生徒がウェポンを支給されはしゃいでいる



「次セイル・リュート」


「は…はい!」

楽しみで仕方なかったリュートは思わず返事に詰まってしまった


「君が欲しいウェポンは??」


先生が見せてくれた表にはランスやウィップ、アックスなと様々なウェポンがあるがリュートは最初から決めていたウェポンの名前を言った



「ソードでお願いします!」


「わかりました、では目を閉じてくださいソードは具現化の武器なので伝授します」


いわれた通りに目を閉じた瞬間頭の中に何かが流れ込んできた


「もう目を開けてもも大丈夫ですよ、試しにソードをだしてみてください強くソードの形を自分の手に念じてください」



「…………」


リュートは自分手に念じると一瞬リュートの手からまばゆい光が発され手には真新しいシルバーソードが握られていた



「おおおおお!!!!すげぇぇ!!お……俺のウェポンだ!!」


その後カルミンはホルン

ゲイナーはロッドを選んだ


かくして入学式&ウェポン支給は幕を閉じた

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