第八章 第2話「新たなる敵」
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残党の排除を終えた透真――篠原透真たち。
だが、学園や街の平穏は再び脅かされようとしていた。
「透真……異常波動が遠くから来ている」
詩音が水流を揺らし、街外縁の空間に潜む未知の波動を探知する。
「……司令官の残党よりも、さらに強力な異能者の気配だ」
透真は黒光の鎖を握り、フェトラルと意思を合わせる。
天城も雷光を微細に制御し、戦闘態勢を整える。
三者の連携と秘宝の覚醒波動で、未知の脅威に対応する準備を開始する。
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調査を進めると、残党を操っていた背後組織の存在が浮かび上がる。
司令官の死後も、別勢力が学園や街を狙い、新たな秘宝・宝具の力を奪おうとしていた。
「……これが次の敵か」
透真は胸の宝具を握り、フェトラルの意思を感じ取る。
その敵は、単なる戦力ではなく、学園の秘宝や宝具の研究を極限まで行う知略派の異能者集団だった。
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戦略会議――
「敵は情報戦も得意だ。正面からだけでは勝てない」
天城が雷光を掌に纏い、全体戦術を整理する。
「私たちは秘宝と宝具の力を最大限に活かして、先手を取る必要がある」
詩音も水流で周囲の防御と情報収集を同時に行い、戦略を補強する。
「……学園と街、両方を守るために、全力で戦う」
透真は黒光の鎖を握り、秘宝の覚醒波動を全身に巡らせる。
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未知の敵に立ち向かうため、透真たちは新たな連携技の開発や戦術の調整を開始する。
七つの宝具と覚醒した秘宝――無能力者の少年と仲間たちは、学園と街を守る戦いの最前線に立つ。
「……次の戦いが本当の試練だ」
透真は夜景に浮かぶ街を見つめ、仲間たちと共に決意を固める。
学園と街を狙う新たなる敵――次なる戦いの幕が、静かに、しかし確実に上がろうとしていた。
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