第七章 第9話「秘宝の力覚醒」
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影の司令官との遭遇――学園外での初めての直接戦闘を経た透真――篠原透真。
戦いの余韻と共に、秘宝の力に変化が生じ始めた。
「透真……秘宝が……反応してるわ」
詩音が水流を揺らし、秘宝の波動の異常を感知する。
「うん……なんだか、今までより力が増してる」
透真は黒光の鎖を握り、フェトラルの意思を感じ取る。
秘宝が彼の意志と共鳴し、連携技や制御力をさらに高めようとしていた。
天城も雷光を微細に調整し、秘宝の進化に応じて連携戦術を更新する。
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透真たちは学園の屋上で訓練を開始。
黒光、雷光、水流――三者の連携技を駆使し、秘宝の進化した波動に適応させる試みだ。
「新しい力を試すぞ! 黒光・雷光・水流、秘宝覚醒、連携技発動!」
透真が叫ぶと、三者の宝具が渦を巻き、秘宝の進化した波動と完全に同期する。
触手状の黒光が敵を絡め取り、雷光が閃き、水流が残像で敵を惑わせる。
秘宝の進化により、連携技の威力、精度、制御力は学園外戦闘での限界を超えた。
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戦いの最中、透真は心に誓う。
(七つの宝具と秘宝――仲間と共に全て守る。
学園も街も、仲間も、この進化した力で絶対に守る!)
秘宝の覚醒によって、黒光の制御力は増し、雷光の威力は強化され、水流の応用範囲は飛躍的に広がる。
学園外の未知の脅威に対応できる戦力が、ここに完成したのだ。
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訓練後、透真たちは屋上で夕日に照らされながら、新たな力を確かめる。
「……これなら、司令官との戦闘も次は有利にできそうだな」
天城が拳を握り、手応えを示す。
「油断は禁物だけど、秘宝が覚醒したことで、私たちの連携技はさらに進化した」
詩音も水流を揺らし、透真の成長を実感する。
七つの宝具と覚醒した秘宝――無能力者の少年と仲間たちは、学園外の脅威に立ち向かう準備を整え、次なる戦いへの一歩を踏み出すのだった。
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