第七章 第8話「司令官との遭遇」
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敵組織への初攻撃に成功した透真――篠原透真たち。
だが、戦いの余韻も束の間、彼らは影の司令官の存在をより強く実感することになる。
「透真……あれを見て」
詩音が視線を向ける先に、黒鎧を纏った巨大な影が立っていた。
それが、街や学園を脅かす黒幕――影の司令官だった。
「……ついに直接会うことになるか」
透真は黒光の鎖を握り、フェトラルと意思を重ねる。
司令官の異能波動が秘宝に干渉し、空気が瞬間的に重くなる。
天城も雷光を全身に纏い、攻撃態勢を整える。
詩音は水流で周囲の防御を整え、連携準備を完璧に行う。
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司令官はゆっくりと歩み寄り、低く響く声で告げる。
「……君たちが、私の計画を邪魔する者か」
その声だけで周囲の空気が震え、触手状の異能が無数に伸びる。
「俺たちは、学園も街も、仲間も守る!」
透真が叫び、黒光の鎖を振るう。
触手状の敵を絡め取り、防御線を構築する。
天城は雷光を広範囲に放ち、司令官の異能を分断。
詩音は水流で防御と攻撃を同時に行い、透真の動きを補助する。
三者の連携は秘宝と完全に共鳴し、威力は最大限に引き上げられる。
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戦闘は極限まで激化する。
司令官の触手状異能と黒光、雷光、水流の連携新技がぶつかり合う。
秘宝の波動が全体に広がり、戦場全体が光と影の渦に包まれる。
「……この力……私の計画を阻むとはな」
司令官が黒鎧の触手を伸ばし、透真たちを圧倒しようとする。
「俺たちは仲間と学園を守る!」
透真は黒光の鎖を最大限に振るい、連携新技と秘宝の力で司令官を迎え撃つ。
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戦闘中、透真は心に誓う。
(七つの宝具と秘宝――仲間と共に全て守る。
学園も街も、仲間も、司令官も、この力で倒す!)
黒光、雷光、水流――三者の力が一体化し、秘宝の波動で全体を増幅。
司令官の攻撃を受け止めつつ、反撃の隙を作り出す。
激しい攻防の末、透真たちは司令官の動きを封じ、学園外での初めての本格的個人戦を制する。
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戦闘終了後、透真たちは屋上に立ち、夜景を背に息を整える。
「……これで、司令官の力の一端を知ることができた」
天城が拳を握り、戦闘の手応えを示す。
「油断はできない。でも、戦える力は確かにある」
透真は胸の宝具を握り、フェトラルと意思を確認する。
七つの宝具と秘宝――無能力者の少年と仲間たちは、学園外の未知の脅威に立ち向かうため、さらに強化された連携技を駆使し、次なる戦いに臨むのだった。
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