第六章 第10話「迫る影の襲撃」
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極限訓練を終え、宝具と秘宝の力を最大限に高めた透真――篠原透真。
御影詩音と天城零司も、覚醒した秘宝と七つの宝具を完全に制御し、学園を守る準備を整えていた。
「……静かすぎるな、逆に不安だ」
透真は黒光の鎖を握り、フェトラルの意思を感じ取る。
その時、学園の校庭に突如、闇の波動が押し寄せる。
触手状の異能と黒鎧に覆われた敵――新たな影が学園に襲撃を仕掛けてきたのだ。
「来たぞ! 戦闘態勢、全員!」
透真が叫び、黒光の鎖を振るうと、触手が瞬時に敵の動きを封じる。
天城は雷光を広範囲に放ち、敵の前線を押し返す。
詩音は水流で後方の敵を押し流し、学園の施設を防衛する。
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三者の連携は秘宝の覚醒によって格段に強化され、七つの宝具の力が最大限に引き出される。
触手状の敵や闇の鎧の兵士たちは、一瞬で圧倒されるが、影の親玉の残党や新たな敵が次々と現れる。
「……油断できない! 仲間を守りつつ、敵を制圧する!」
透真は黒光の鎖を巧みに操り、雷光と水流と連携して防衛線を維持する。
秘宝の力が攻撃力と防御力を同時に増幅し、三人の連携は完全無欠の戦闘体制となる。
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戦闘中、透真は心に誓う。
(七つの宝具と秘宝――仲間と共に全て守る。
学園も仲間も、絶対に守る!)
黒光の鎖が渦を巻き、雷光が閃き、水流が敵を押し流す。
秘宝と宝具の共鳴が最大に達し、影の襲撃を完全に防ぐ勢いを生む。
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最終的に、襲撃は学園側の圧倒的防衛で阻止される。
透真たちは屋上に立ち、夕日に染まる校舎を見下ろす。
「……学園は守った」
天城が拳を緩め、戦闘の終息に安堵する。
「でも、油断はできない。まだ新たな敵が潜んでいる」
透真は胸の宝具を押さえ、フェトラルの意思を強く感じ取る。
七つの宝具と秘宝――無能力者の少年を、仲間たちを、そして学園の日常を守る力は、確かにここにある。
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こうして、迫る影の襲撃を退けた透真たち。
学園の平穏は守られたが、秘宝と宝具の力を極めたことで、新たな戦いの予兆が静かに忍び寄っていたのだった。
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