第六章 第9話「秘宝と宝具の極限訓練」
---
新たな脅威の影を退けた後、透真――篠原透真たちは学園内で秘宝と七つの宝具の極限訓練を開始した。
目的は単純だ。新たな敵に備え、宝具と秘宝の力を最大限まで引き出すこと。
「……まずは体力と制御の連携からだな」
透真は黒光の鎖を握り、フェトラルの意思と共に力を集中させる。
御影詩音は水流の波動を精密に制御し、微細な動きで宝具を補助する訓練を開始。
天城零司は雷光を自在に操り、攻撃の速度と威力を最大化するための訓練に臨む。
---
最初の訓練――宝具の力を極限まで高め、連携攻撃を完成させること。
透真が黒光の鎖を振ると、触手状の黒光が空中で渦を巻き、天城の雷光と詩音の水流と共鳴する。
「うまく合わさる……! でも、まだまだ伸びしろはある」
透真は黒光を微調整し、雷光と水流とのタイミングを完璧に合わせる。
三者の連携が極限に達すると、秘宝の力がさらに増幅され、学園の訓練場に波動の衝撃が走る。
---
次の訓練――秘宝と宝具を同時に使った防衛訓練。
透真たちは幻影の敵を想定し、宝具の波動と秘宝の力で完全防衛を目指す。
「くっ……触手をまとめて制御!」
透真が黒光の鎖を振ると、触手状の幻影を絡め取り動きを封じる。
天城の雷光が周囲の幻影を分断し、詩音の水流が残りを押し流す。
三者の極限連携によって、幻影は完全に制圧される。
---
訓練の最中、透真は心に誓う。
(七つの宝具と秘宝――仲間と共に全て守る。
未知の脅威に対しても、この力で必ず勝つ!)
黒光、雷光、水流――三者の力は、秘宝の覚醒と共に極限まで引き出され、連携技も完成度を増していく。
---
訓練終了後、透真たちは屋上に立ち、夕日に照らされる学園を見渡す。
「……これで、次に来る敵にも充分対応できそうだな」
天城が拳を緩め、訓練の成果に満足感を示す。
「でも、油断は禁物。未知の力はまだ眠っているかもしれない」
透真は胸の宝具を握り、フェトラルの意思を強く感じる。
七つの宝具と秘宝――無能力者の少年を、仲間たちを、そして学園の日常を守る力は、確かにここにある。
---
こうして、透真たちは秘宝と宝具の極限訓練を終え、新たな敵や試練に立ち向かうための力を完全に手に入れた。
学園の日常と戦いは、さらに深く絡み合いながら続いていくのだった。
---




