第六章 第1話「宝具の新たな覚醒」
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影の親玉との戦いを終え、学園に平穏が戻った日々。
透真――篠原透真は、七つの宝具を胸に携えつつも、心の奥に新たな不安を抱えていた。
「……七つの宝具は手に入れたけど、まだ未知の力が眠っているのかもしれない」
透真は窓から差し込む光を見つめ、フェトラルの意思を感じ取る。
御影詩音と天城零司も、それぞれの宝具の潜在能力に気づき始めていた。
平穏な学園生活の中、宝具は戦いだけでなく日常でも新たな力を発揮する可能性を秘めていた。
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ある日、学園の研究施設にて宝具の解析が行われることになった。
透真は黒光の鎖を胸に当て、宝具の力をフェトラルと共に集中させる。
「……感じる、全身に広がる力……」
透真は宝具の力が目覚める瞬間を体感する。
触手状の黒光が胸から全身に広がり、宝具の潜在能力が覚醒を始める。
雷光が透真の周囲で輝き、詩音の水流も宝具の波動に反応して増幅される。
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透真は心の中で誓う。
(七つの宝具――仲間と共に全て守る。
未知の力も、この手で制御して、仲間と世界を守る!)
黒光の鎖が脈動し、七つの宝具が一体となって意思を共有する。
学園の屋上で、夕日を背に立つ透真の瞳には、決意と覚醒の光が宿る。
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こうして、七つの宝具は新たな覚醒を迎えた。
無能力者と呼ばれた少年――篠原透真は、仲間と共に次なる試練へと向かう力を手に入れたのだった。
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