第五章 第8話「影の親玉、学園襲撃」
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影の親玉――七つの宝具を狙う黒き支配者は、初戦の屈辱を晴らすべく、学園に全力で襲撃を仕掛けてきた。
透真――篠原透真は黒光の鎖を握り、七つの宝具を胸に携え、仲間の御影詩音と天城零司と共に防衛態勢を整える。
「……ついに来たか」
透真は胸の宝具を押さえ、フェトラルの意思を全身で感じ取る。
「学園全体を巻き込むつもりだな」
天城が雷光を掌に纏い、戦闘の準備を整える。
「でも、私たちがいる限り、学園は絶対に守る」
詩音が微笑むが、その瞳には戦闘への覚悟が宿る。
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学園の全域――廊下、教室、屋上、体育館、地下通路。
影の親玉は触手状の異能と闇の鎖を操り、全方位から攻撃を仕掛ける。
「来るぞ!」
透真は黒光の鎖を振り、触手で敵の動きを絡め取り攻撃を封じる。
天城は雷光で広範囲攻撃を反射し、詩音は水流で残る敵を押し流す。
三者の連携は七つの宝具の力で極限まで高まり、学園全域に広がる戦闘を制御する。
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戦闘中、透真は心に誓う。
(七つの宝具――仲間と共に全て守る。
学園も、仲間も、絶対に守る!)
触手が渦を巻き、雷光と水流が同時に連携攻撃を行う。
影の親玉の攻撃は激烈で、学園の一部が破壊されるが、透真たちの連携で被害は最小限に抑えられる。
三人の宝具と連携攻撃により、影の親玉は徐々に劣勢となり、一時撤退を余儀なくされる。
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戦闘後、透真たちは学園の屋上に集まる。
崩れた校舎の残骸を眺めつつ、夕日に染まる学園を守り切った安堵と、次なる戦いへの覚悟を胸に刻む。
「……学園を守り切ったな」
天城が拳を緩める。
「でも、油断は禁物。奴はまだ手強い」
透真は胸の宝具を確認し、フェトラルの意思を感じ取る。
七つの宝具――無能力者の少年を、仲間たちを、そして学園の日常を守る力は、確かにここにある。
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こうして、影の親玉による学園襲撃は凌がれた。
しかし、影の親玉は完全には敗北せず、さらなる計略と襲撃を準備している――透真たちの戦いは、まだ終わらないのだった。
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