第五章 第5話「学園防衛戦」
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学園内に潜む敵の影が徐々に増え、ついに学園全体を舞台にした戦闘が始まろうとしていた。
透真――篠原透真は黒光の鎖を握り、七つの宝具を胸に携えて戦闘態勢を整える。
仲間の御影詩音と天城零司も、戦闘準備を完了し、学園を守る決意を胸に秘める。
「……ここからが本番だな」
透真は低く息を吐き、フェトラルの意思を感じ取る。
「学園を守る――絶対に負けられない」
天城の瞳に決意が光る。
「私たちがいる限り、学園は安全よ」
詩音も微笑みながら力を込める。
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敵は学園の廊下、教室、屋上、地下通路にまで分散して襲撃してくる。
触手状の異能を操る刺客が、七つの宝具を奪おうと猛攻を仕掛ける。
「来るな!」
透真は鎖を振り、触手で敵の動きを絡め取り封じる。
天城の雷光が広範囲攻撃で敵を分断し、詩音の水流が残る敵を押し流す。
三者の連携は七つの宝具の力で格段に向上し、学園全体での防衛戦においても完璧に機能する。
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戦闘中、透真は心に誓う。
(七つの宝具――仲間と共に全て守る。
この力で、学園も仲間も絶対に守る!)
触手が渦を巻き、雷光と水流が同時に連携攻撃を行う。
敵の攻勢は次第に崩れ、学園全体の防衛線は守られていく。
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戦闘終了後、学園の屋上に三人は集まる。
夕日が学園を染め、静寂が戻った校舎を照らす。
「……学園を守り切ったな」
天城が拳を緩める。
「でも、油断は禁物」
透真が黒光の鎖を握りしめ、フェトラルの意思を確認する。
七つの宝具――無能力者の少年を、仲間たちを、そして学園の日常を守る力は、確かにここにある。
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こうして、学園防衛戦は透真たちの勝利で終わった。
しかし、敵の影は完全には消えず、次なる脅威が学園に迫ろうとしていたのだった。
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