第四章 第3話「第四の宝具、覚醒」
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孤島の古代神殿奥深く。
透真――篠原透真は、手にした第四の宝具の封印箱を前に、覚醒した三つの宝具を胸に携え、フェトラルの鎖を腕に巻きつけていた。
仲間の御影詩音と天城零司も、宝具覚醒に備え、警戒を緩めない。
「……これが第四の宝具か」
透真は宝具をじっと見つめ、心の中で決意を新たにする。
黒光の鎖が腕で脈動し、フェトラルが意思を伝える。
宝具の力を引き出すには、鎖と意思の完全同調が必要だ。
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透真は意識を鎖に集中し、フェトラルと全身で同調する。
宝具から放たれる光が黒光の鎖に吸収され、触れるだけで攻防の最適化が可能となる。
(……感じる、全身に流れる力……!)
触れるだけで鎖と宝具が意思を共有し、攻撃力、防御力、反応速度――すべてが飛躍的に向上する。
天城と詩音もその変化を感じ、戦闘準備を整える。
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突如、神殿の奥から影の刺客が現れる。
赤い瞳と触手状の異能を操り、宝具を奪おうと襲いかかる。
「来たか……!」
透真は鎖を振り、宝具の力を融合させた触手で敵を絡め取る。
黒光の渦が触手を巻き込み、雷光と水流が追撃する。
三者の連携は第四の宝具の覚醒力により格段に向上し、影の刺客を圧倒する。
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透真は宝具と鎖の力を完全に融合させ、触手状の攻撃を弾き飛ばす。
天城の雷光が追撃し、詩音の水流が残る敵を切断――
「……これが覚醒の力……!」
透真は全身で意思を集中させ、フェトラルと完全同調する。
影の刺客は抵抗する間もなく劣勢となり、神殿の奥へ撤退していった。
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戦闘後、透真は宝具を握り、黒光の鎖に力を込める。
光が微かに脈動し、フェトラルが意思を示す。
「……これで、次の宝具を目指せる」
詩音が微笑み、天城も拳を緩める。
透真は拳を握り、決意を固める。
(七つの宝具――仲間と共に、全て手に入れる。
この力で、どんな敵でも立ち向かう)
無能力者と呼ばれた少年――篠原透真は、第四の宝具の覚醒により、七つの宝具を巡る戦いでさらなる力を手に入れたのだった。
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