第三章 第10話「第三の宝具への旅」
---
廃城の奥を後にした透真――篠原透真は、覚醒した第二の宝具を胸に携え、仲間の御影詩音と天城零司と共に次なる目的地へ向かっていた。
(……七つの宝具、残りは五つか。
一つ一つ確実に手に入れるしかない)
黒光の鎖が腕で脈動し、フェトラルの意思が透真に力を与える。
次の宝具の手掛かりは、都市を離れた山岳地帯にある古代遺跡だという。
---
都市から山岳地帯へ向かう途中、影の異能者たちの気配が迫る。
宝具の力を狙う刺客が次々に出現し、戦闘が避けられない状況になる。
「……ここで戦うしかない!」
透真は鎖を握り、フェトラルと意思を完全同調させる。
天城は雷光を拳に纏い、詩音は水流の刃を展開する。
三者の連携は、覚醒した二つの宝具の力で格段に強化されており、敵の襲撃に即座に対応可能だ。
---
戦闘開始。
影の異能者は高速で触手を伸ばし、攻撃の隙間を巧みに狙う。
透真は鎖を振り、触手を絡め取りつつ敵の動きを封じる。
天城の雷光が触手を弾き飛ばし、詩音の水流が追撃する。
三者の連携――鎖、雷光、水流――が山岳地帯の戦場を光と影の渦に変える。
---
戦闘中、透真は心に誓う。
(七つの宝具――仲間と共に全て手に入れる。
この力で、どんな敵も仲間も守る!)
鎖の渦が敵を絡め取り、雷光と水流が同時に追撃。
敵は次第に劣勢となり、撤退するしかなくなる。
---
戦闘後、透真たちは山岳地帯の古代遺跡に到着する。
崩れかけた石造りの遺跡は、第三の宝具を守るために作られたかのように不気味な空気を放っていた。
「……これが、次の宝具か」
詩音が小声でつぶやき、天城も拳を握りしめる。
透真は宝具を胸に握り、黒光の鎖に力を込める。
(七つの宝具――仲間と共に、ここからさらに前へ進む)
無能力者と呼ばれた少年――篠原透真は、仲間と共に第三の宝具を手に入れる旅を開始したのだった。
---
*




