第三章 第7話「第二の宝具への道」
---
地下迷宮を脱出した翌日。
透真――篠原透真は、覚醒した第一の宝具の欠片を腕に携え、仲間の御影詩音と天城零司と共に次なる宝具の手掛かりを探していた。
(……次はどこだ……?)
透真は石板の古代文字を思い出しながら、フェトラルと意思を同期させる。
「ここから先は、地上よりも危険な場所になる可能性が高い」
天城が雷光を小さく纏い、警戒を緩めない。
「でも、仲間と一緒なら大丈夫」
透真は鎖を握り、フェトラルと意思を完全同調させる。
---
手掛かりによれば、第二の宝具は都市の外れにある廃城跡の地下に眠っているという。
荒廃した城は、長い間人の手が入らず、影の力が巣食っている可能性がある。
「廃城跡か……雰囲気が怖いな」
詩音が小声でつぶやき、周囲を警戒する。
透真は鎖を振り、黒光の渦を周囲に展開し、潜在的な敵を感知する。
フェトラルの意思が戦術を補助し、三人の連携の精度を高める。
---
廃城跡に到着すると、影の異能者が待ち構えていた。
赤い瞳を持ち、触手状の黒影と刃状の影を操る刺客だ。
宝具の力を狙い、廃城跡を死の迷宮に変えようとしている。
「……来るな!」
透真は鎖を振り、触手を絡め取り、攻撃の予兆を封じる。
天城の雷光が触手を弾き飛ばし、詩音の水流が追撃する。
三者の連携は第一の宝具の覚醒力により格段に向上しており、敵の動きを完璧に封じる。
---
透真は心に誓う。
(七つの宝具――仲間と共に、全てを手に入れる!
この力で、どんな敵でも立ち向かう)
鎖の渦が敵を絡め取り、天城の雷光と詩音の水流が同時に追撃する。
影の異能者は次第に劣勢になり、逃げ去る。
廃城跡の奥には、第二の宝具の封印箱が静かに佇んでいた。
光を放つ箱は、次なる試練と可能性を秘めている。
---
透真は宝具の欠片を胸に握り、仲間と目を合わせる。
「次も、絶対に手に入れよう」
詩音が微笑み、天城も拳を握る。
黒光の鎖が微かに脈動し、フェトラルの意思が戦士としての誇りを示す。
無能力者と呼ばれた少年――篠原透真は、仲間と共に第二の宝具を目指し、新たな探索の旅を始めたのだった。
---




