第三章 第1話「宝具探索の始まり」
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都市の夜明けから一夜明けた日。
透真――篠原透真は、フェトラルの鎖を腕に巻きつけ、仲間の御影詩音と天城零司と共に、新たな任務に臨む準備を整えていた。
「……七つの宝具、最初の一つを見つけるんだな」
透真は夜空を見上げ、拳を握る。
「うん。でも、これから先は今まで以上に危険だよ」
詩音が水流の刃を確認し、慎重に周囲を見渡す。
「問題ない。雷と鎖と水流――俺たちの連携があれば大丈夫だ」
天城零司が拳に雷光を集め、微笑む。
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石板の情報によれば、最初の宝具は都市の地下に眠っているという。
廃坑道の奥深く、古代文字で封印されているという場所だ。
(……地下に眠る宝具か。
きっと、これが全ての始まりだ)
透真は鎖を握りしめ、フェトラルに力を伝える。
黒光の渦が腕に絡み、意思を持って透真を補助する。
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廃坑道の入り口。
赤い瞳を持つ深淵の異能者が監視しているかのように、闇が漂う。
触手状の影や霧状の異能が潜み、戦闘の可能性がすぐそこにある。
「慎重に進もう」
透真が仲間に合図を送る。
天城は雷光を小さく纏い、詩音は水流の刃を構え、三者は連携の準備を整える。
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地下坑道に足を踏み入れた瞬間、黒光の鎖が震えた。
フェトラルが意思を持ち、危険を感知して透真に警告を送る。
(……敵か、罠か……いや、両方だ)
坑道の奥から、触手状の黒影が一斉に伸びて三人を包囲する。
戦いの空気が一瞬で張り詰める。
「来たな……!」
透真は鎖を振るい、触手を絡め取りつつ、防御を固める。
天城の雷光が触手を弾き飛ばし、詩音の水流が残る敵を分断する。
三者の連携――鎖、雷光、水流――が地下坑道を戦場に変える。
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戦闘の最中、透真は心に決意を刻む。
(七つの宝具……これを手にすれば、仲間と世界を守る力になる。
どんな敵でも、俺たちは乗り越えられる!)
フェトラルの鎖が渦を巻き、全力で触手を絡め取る。
天城の雷光が触手を弾き飛ばし、詩音の水流が追撃――地下坑道は光と影の渦に包まれ、まるで異世界の戦場のようになった。
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戦闘後。
透真は息を整え、鎖を腕から外す。
地下坑道の奥、封印された箱が微かに光を放ち、最初の宝具の存在を示していた。
「……これが、最初の宝具か」
透真は拳を握り、仲間と目を合わせる。
「行くぞ、篠原くん」
天城が雷光を小さく纏い、詩音も水流を整える。
無能力者と呼ばれた少年――篠原透真は、仲間と共に七つの宝具を巡る戦いの第一歩を踏み出したのだった。
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