ナイトスレイヤー 黒騎士 は全てが厨二病だった
2025年6月16日(月)
今日は出勤前に思い出し笑いをしてしまった。何を思い出したかって? **『ナイトスレイヤー黒騎士』**だよ。
あれ、リアルタイムで観てたやつ、全国で5人いればいいほうじゃないか? 日曜深夜2:45からの30分番組、全12話。しかも放送中にスポンサーが撤退して、第9話から急に作画が紙芝居になるっていう珍現象付き。
でもな――俺、好きだったんだよ。あの黒騎士の圧倒的中二臭。
主人公・黒城夜斗って名前からしてすでにやばい。しかも「漆黒の鎧をまとい、剣に宿した闇の力で悪を滅ぼす」とか真顔で言っちゃう。常に片目を前髪で隠してるし、「この右腕が疼く……!」って毎回言ってた。
そう、右腕。封印された魔剣アスカロンが腕に喰い込んでるんだよ。設定上は「先祖の罪を背負う呪われた騎士」とかいうメタファーらしいけど、あの演出で涙ぐむの、たぶん俺だけだったと思う。
でも、第5話「堕ちた聖騎士」で夜斗が初めて本気を出す回、あれは今観ても鳥肌モノだよ。光と闇の対比、演出、BGMの入り方、すべてが奇跡的に噛み合った。あのときの挿入歌――
「終わりなき夜に 誓いの剣を掲げろ――」
今でも風呂で歌ってるわ。
なのに、その3話後には作画が「棒立ち・口パク・背景真っ黒」で、夜斗の右腕すら動かなくなるっていう。やっぱり闇の力って怖いな。
あと、ヒロインの月島ルナ。たった6話で退場したのに、最終話でいきなり復活してて、視聴者はポカーンだったよ。
それに夜斗が言うんだ。「俺の中の闇が……お前を救ったんだ」って。どういう理屈だよ。でも、あのときは本気で泣けた。不思議なもんだ。
で、DVD? 出てない。VHSも1巻で止まってる。続き? 幻。
でもな、心の中では続いてるんだよ。黒騎士は、俺たちの心の中で今も戦ってる。カッコつけたっていいじゃないか。そういうのを黒歴史とは呼ばないんだよ。黒伝説なんだよ。
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今日の教訓はこちら:
「“イタさ”も、時間が経てば“愛おしさ”になる」
明日は――どうしようかな。いっそ、**ゲームボーイの謎ソフト『魔法大戦プリズマ・クラン』**でも語ろうか。あれ、セーブができないくせに全5章だったからね……地獄だよ、地獄。
じゃ、また明日。漆黒の夜にて会おう。