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41話

 高垣衛、中学でこよいたちの同級生だった男子生徒。


 彼の明るく、誰にでも優しい態度が美咲に好かれ、それから告白を受け、晴れて美咲とカップルとなった。

 そんな二人は高校に入学した現在でも交際は続けている。 しかしそんな衛に新たに好きな相手が出来てしまった……。



 その相手の名前は椎名さくら。



 最近駅前に出来たカフェのケーキがおいしいって皆うわさする様になってきた。


 どうもそこのチーズケーキがおいしいって今日のお昼に私は聞いた。だから私はこれを利用して衛君とデートをしようと思ってたりして……。



 そして私の目の前には帰りの支度をしている衛君が居ちゃったりして! だからさっそく誘ってみちゃったりして!きゃー大丈夫かな?! 上手くいくかな?! 上手くいったらキスしちゃったりして?! きゃーワクワクして来ちゃう! そんな支度なんて放っておいて早く行こうよ!





「まーもーるーくんっ!」

 

 そう言って彼女が俺に抱きついてきた。高校生になってこんなことされるとすごく恥ずかしい。

さくらさんはいつもこうだ、周りの視線なんて気にせずこんなことをしてくる。



「さ、さくらさん!? ど、どうしたの?」


 思わず俺は声が裏返りそうになった。ホント困っちゃうよ、俺には美咲が居るっていうのに……。でも今好きなのは……。



「えへへーなぁに動揺してんだか、もしかしてードキッとした? あは」


「そ、そんなこと無いよ! ってかなんか用?」


 そんなこと……無いわけ無いじゃん、好きな人にこんなことされてドキッとしないわけが無い。俺には美咲が居るってのに、はぁ、情けない男だ。彼女を差し置いて他に好きな人が出来るなんて最悪な人間だ。でも、俺はさくらさんが好き、好きになってしまった。彼女に惹かれてしまったんだ……だから……ごめん、美咲。自分に正直になれって言ってくれたのはお前だったよな、だから俺、正直になる。ははっ馬鹿だよな俺、なに逃げ道作ってんだか……。



 俺ってホント馬鹿な男だ……。



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