30話
はぁー、長い休みを取りましたね~。
鈍ってしょうがない。どんな世界観だったか勘が戻らない。
それでも頑張るんで見捨てないでください。
では少し成長した彼らのストーリーは本編からです。
「有ちゃん起きて、朝だよ」
そう言われ、俺は目が覚めた。俺を起こすのは長くきれいでくせのない黒髪の少女だった。
……まぁ咲月さんなんだけど。そう、咲月さんが直接俺にモーニングコールをしてくれた。
隣では、んんっ……とこよいが寝返りをうっていた。
ひそひそと咲月さんは朝ごはん出来たから食べて、と囁いた。
階段を降り、テーブルに着く。良い匂いがする、味噌汁かな?
まだボーっとする頭を冷水を飲みながら覚ましていく。
「はいどうぞ、ごはんに目玉焼きに味噌汁の三つだよ」
「あ、ありがと……は、箸が無いんですけどどこにあるんだっけ?」
「はいあーん」
うん。久々に恥ずかしい事になったよ、途中まで最高だったんだけどなぁ。
でもまぁこれが俺の嫁です。この間決まりました。
こよいの事ですが、とりあえず一緒に住むことに話はまとまりました。
咲月さんのお金はとてつもなく大きかった。家売っちゃっただけはあるわ。
ホントやる事たまに凄いよね。
今俺は高校2年でこよいが高校1年。咲月さんと楽しく生活を送っている。
んでもって新しい後輩が入ってきたりして今ようやく落ち着いてきたところだ。
あ、こよいが起きて来た。
「おはようこよい」
「あーおはようお兄ちゃん……お姉ちゃんもう作ったのか、ふぁ~あ」
そうそう、こよいはこの一年で咲月さんの事を咲月姉ちゃんって呼んだりお姉ちゃんって呼んだりって呼び方のレパートリーが増えた。
「こよいちゃんもはいこれ」
「ありがと」
ここで一つ今の現状を伝えておこうかと思う。
まず卒業式と入学式があったので俺の周りの人が変わった。
まず善人、あいつはこの一年で大きく変わった。
彼女だった綾乃さんが県外の大学へ行ってしまった。
彼女から別れようか、と言われ善人はショックを受け数日不登校になった。
彼女なりの愛だったのかな?俺はそう考えている。
そして善人はようやく登校してきたと思ったら大きくイメチェンをして来やがった。
ムカつくほどかっこよくなりやがった。髪型変えるだけでこんなに変わるかよ……でもこの変化を簡単に言うとヘタレからイケメンって所なんだよね。
でも、中身が変わらなかったからこいつは残念なイケメンとなってしまったのだった……。
んでその妹の美咲ちゃんは俺たちとは違う高校へ進学、少し良いところへ行ったらしい。
そのため詳細は不明。
ちなみに詩織ちゃんも同じ高校に行ったらしい。
他は……よく分からない。白川の3人については情報不足。綾乃さんが県外に行った事以外まったく分からない。
次にこよい。こよいは親友と離れ、少し寂しそうだった。しかし、時間がそれを解決していった。
高校入りたては今まで仲が良かったやつが居たり居なかったり正直不安ばかりだろう。
でもなんとかこよいは乗り切ったようで、安心した。
最後に咲月さん。咲月さんは家を売って大金を手に家へやって来た。
そして夏祭りの夜、咲月さんは俺にプロポーズをした。
俺の答えはYES、俺がその日から俺と咲月さんは結婚を約束した仲となりそれから咲月さんは俺の嫁となった。まさかあっちからプロポーズされるとは思わなかった。
入学式後、咲月さんは後輩からモテモテで、毎日のように告白を受けていたりどこかに呼び出されている。毎度の如く、あたし婚約者いるからという言葉を残してその場を去るらしい。
そしてフラれた生徒は『姫川親衛隊』という怪しげなグループに勧誘され入隊するらしく、その後毎度の如くイベントには現れ咲月さんの言うとおりに動くといういわゆる【奴隷】となってしまう。ちなみにリレーで咲月さんと競っている者あらば3秒後にはダイナミックに転んでいる。ちなみに俺は標的にはならないらしい。ありがたいことだ、ちなみに理由は【そんなことしたら姫に殺される】との事。ここで言う姫とは咲月さんの事、そう姫川の姫だ。
さてもうこれ以上言う事はないだろう。あ、俺の紹介がまだだったな。
サクサク説明しようか、あれから俺は変わったかといわれるとそうでもない。あの頃の俺と一緒だ。大きく違うのは嫁がいる事くらいだな、うん。あ!そうそう!身長伸びたんだよ!少しだけど……。
それにしても……2年生になったというのに1年の頃となんら変わりが無いとはどういうことだよ。
調子が戻らない柴わんこです。どんな感じで書いてたんだっけ?って別ブラウザでコレを読みながら「あーなるほど」とか呟きつつ書き溜めていきました。
とはいっても溜めたというには少ないですがねー(笑)
ではまた近いうちに。出来れば来週に。
感想、評価ワクワクしながら待っています。それでは失礼します。