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28話

まさかの連日投稿です。何であげたんでしょうね。土曜の分無くなるって(笑)

感想を送ってください。あと評価を付けてない方は付けてください。正直にということで良いです。


では楽しい(?)本編は↓からです

た、大変な目に遭った……。(キーワードはお風呂)咲月さん強引すぎだよ。何故かこういうときの力強いし。

……ん?誰か来てるのかな?賑やかだな。



「お客さんでも居る?」

「あっお兄ちゃん!たっだいまー!」

いつもの様にこよいが俺のお腹目掛けて飛んでくる。そんなことお構いなしに

辺りを見渡すと女の子が居た。……たしか善人の妹ちゃんだったかな?記憶が曖昧だけど。


「今日はね、美咲ちゃんが来てくれたんだよ?こよいが呼んだの」

俺の背中に腕を回しそのまま顔を上げ、多少上目遣いでこよいはそう言った。

上目遣い得意だなーこよい、俺が他人だったら落ちてるよ。

俺には咲月さんって言う勿体無いくらいの彼女(嫁?)がいるから大丈夫なんだけど。

いや、嘘ですごめんなさい。妹にトキメク時あります、咲月さんゴメンナサイ。


……んでもってその咲月さんが人差し指を下唇に当ててジッとこちらを見つめている。

何だ?何なんだ?俺は知っている、ジッと見ているときは大体困らせるような事を考えている事を。この間は耳にふぅ、と風を送り込んできた。ホントにあれは勘弁して欲しい。

って美咲ちゃんが空気だ、イケないイケない。



「やっぱり善人の妹ちゃんだったか、俺の記憶力も捨てたもんじゃないな」

「あははーこんばんは、いつももバカでアホで救いようの無い大バカ野郎《お兄ちゃん》がお世話になっています」

ニコニコ顔でそう言われた。笑うしかないよなこれ。

ってか俺、こよいにこんな風に言われたらちょっと数日引きこもるかも。


「あははっ、凄い言われようだな善人の奴」


そう言った後、こよいは晩御飯の準備するね、と台所へ向かう。

咲月さんも何か手伝う、と言い同じく台所へ。

美咲ちゃんもじゃああたしも、と言ったがこよいに止められた。

今日はおもてなしされるんだから何もせずに待ってて欲しいとのこと。




美咲ちゃんと高校の事や中学の事を話した。同じ中学だったから先生の話になるとどうも懐かしかった。中には結婚した先生も居てちょっと感動した。結婚というキーワードを聞いて咲月さんがなにやら言っていたけど……俺には関係ない。うん、まだ早いと思うんだ。




ちょっと急ピッチでおしゃべりしてたから会話の種が無くなってしまった。

もうちょい深いところまで掘るべきだったか?そんなことを考えているとあのうわさが気になった。

「善人って彼女で来たってうわさがあるんだけど……」

「あれですか。ホントです、ナンパされたんだぜー?って自慢げに言ってきましたよ」


マジか、どんな子なんだろ?善人の彼女って。

それにしても以外だな、アイツをナンパするなんて。



そんなことを思っていたらあちらから質問が来た。

「咲月さんって有二さんの彼女さんなんですか?」

「あぁ、えっとね」

「ううん、有ちゃんはあたしの嫁!じゃなくてあたしの旦那さん!」

何を急いで言ってみたんだ、しかも嫁って。俺、女じゃねーか【○○は俺の嫁!】ってのを意識してないか?気のせいか。いや気のせいじゃないな、うん。


「お嫁さんだったんですねー」

「おう、そう……なんだよ、あれ?大体ここじゃ『はぁ!?嫁!?』って帰ってくるんだけど」

「あぁ、いえ、うちのバカが魚みたいな目をして『姫川咲月は有二の嫁、平沢有二は咲月さんの嫁……』って帰ってきたときがあって、まぁ相当のショックを受けないとそうはならないんですけど、そういうわけであまり驚きませんでした」


あぁ、そういうわけね、って善人は重症だったんだなあの時。懐かしいな、あれ以来咲月さんの靴箱は平和になったんだよね。いつもあふれてたみたいだけど、あれ一体どうやって入れてるんだろ?手で押さえながら閉めようとしても閉める寸前になれば落ちてしまう。今世紀最大の謎かも、……そりゃないか。



「お兄ちゃん出来たよ~!お皿に盛ってあるから運ぶのだけ手伝ってー!」

「おう!分かった。じゃ、ちょっと行って来るね」

俺は席を立ち台所へ、そこに着くと豚の焼いたものがあった。多分しょうが焼きか何かだな。

それにしても今日は野菜すげーなおい。見栄えが凄い、もしかして咲月さんがやった?

だとしたら凄いな、こんな奥さんもらえるなんて嬉しいにも程がある。



少し感動しながらテーブルの方にお皿を運ぶ、美咲ちゃんもそれを見た瞬間、おぉ……!と

小さく感激していた。ちなみに俺が運んでいる間にこよいはほぼ全ての片付けをしていた。

もう後は食べ終わった食器を洗うだけ。そしてこよいはこちらへ来た、俺は適当に座った。

何処でも良いんだから、座った瞬間。そう瞬間、隣に咲月さんが漫画でシュッ、とでも音が付け加えられそうな速度で俺の隣に座った。仕方なくあははと笑っている間にこよいは美咲ちゃんの隣に座った。テーブルは正方形をグッと横に引き伸ばしたような長方形型のテーブルだ。

ちなみにそれなりに縦の長さもある程だ。



俺は美咲ちゃんの向かい側に座っていた。そこまで適当というわけでもなかったかな?

んで隣に咲月さん、その向かい側にこよいが位置を陣取り、3人で手を合わせる

それを見て美咲ちゃんも合掌し首で、せーのとタイミングを取り

「いただき―――」

「「「あっ水!」」」

「いただきますちゃうんかい!」

と忘れていた水の存在を思い出す。美咲ちゃん、いいツッコミだ。ほら咲月さんがグッジョブと親指を立てている。



水から一番近かった咲月さんがそれを取り出し、俺とこよいが2つずつコップを持ってきた。

「騙された!まんまと引っかかったー悔しいなぁこれ」

「あははっおっかしー!引っかかった引っかかった!」

こよいがとても楽しそうに笑い始める。ついこの間涙を流していたとは思えないほどこよいは笑っていた。


「いやさ、実はあたしもこの二人に初めて夕食に招かれたとき引っ掛けられたんだよ?」

そう、咲月さんも引っかかった。あの時は俺が笑いすぎて後で恥ずかしいセリフを言わされた。



それから罠に引っ掛けてごめんねと誤ってから楽しく夕食を楽しんだ。

さぁ、明日は祭りだ、もっと楽しくなるに違いない……浴衣の咲月さん、いいわぁー楽しみじゃん?




夕食も食べ終えた俺たちは解散という事で玄関に集合。まぁ解散っても人数半分になるだけなんだけど。


「今日は誘っていただきありがとうございました。出来ればまたこうしてお呼ばれになりたいです」

うわぁ、礼儀正しいな美咲ちゃん。(善人)がんばれよ、お前の妹すげえぞ。


「じゃあねーまたね」

「え……咲月さん?」

え?咲月さんは見送られる側であってじゃあねを美咲ちゃんに言うのは状況からしておかしい。


「ん?どうしたの有ちゃん」

どうしたも何もおかしいでしょ咲月さん。

「いや、帰らないの?自宅に」

まだ残るつもり?結構夜遅いからもう帰ったほうが良いと思うんだけど。


そう質問した俺に対してとんでもない返答が帰ってきた。

「うん、帰らないの。ここに居るの、ってか家売っちゃった」

えへっと笑って見せる咲月さん。結構凄い事言っちゃってますけど……。


こうしてまさかの同居生活が始まった……。


是非とも、評価を付けてください、感想を送ってください。

ではまた今度……。

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