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13話

どなたでも感想書けるようになりました。

では暇つぶしにでもなれば幸いです。どうぞ。

「あぁ~あ暇だ…暇でしょうがねえ」

何をするわけでもなく善人は町をぶらぶらと歩いていた。


「今日は何かいいことねえかな~」

ぶらぶらとゆっくりゆっくり歩く彼は期待などしていない。しかしどこか期待に胸を膨らませている。

だからこそ女の子のそばに来たときゆっくりと自身の存在をアピールしているのだ。


「どこかに俺をナンパするような人はいないかねぇ」

また俺うわごと呟いてるわ……そう思っていた時だった……。


「――――痛!あっ、ごめんなさい!!」

背中に何かがぶつかったような衝撃が来た。声がするということは人なんだろうか、そしてこのかわいらしい声はやっぱり女性なんだろうか。


そして彼は直感した

【なんかキターー!】



「さっきはごめんなさいです」

「ん?気にしなくていいんだぜ~?」

お詫びにおごらせてくださいという事で2人は近くの喫茶店へ入った。

心配性なのかな、善人はそう思った。


「それにしてもごめんなさいで済ませても良かったのに」

女の子から声を掛けられることだけでも嬉しいこの男。

彼はさっきのことを振り返るかのようにそう彼女に告げた。


「いえ、それでは私の気が済まないのですよ」

「ふ~ん真面目な子だねぇ」


多分中学生くらいの子だろうか、じーっと見つめている善人はそう思った。



「あの、こんな事言うのもなんですけどメアド交換しませんか?」

急に彼女はメアドを交換しようと言った。……どこか彼女は恥ずかしそうだった。

その言葉にものすごい違和感を覚える善人、しかしメアド交換しようと言われこの際どうでもいいやとも思った彼なのだった。


「…え?ぁ…メアド、はいはい~いいですよーバッチコーイ」

もしかしたら俺彼女できるんじゃね?彼はそうとも思った。


そして二人はお互いのメールアドレスを交換した。



「ほぉ白川綾乃ちゃんねー」

「そうなのです私は綾乃って言います」

「ねぇねぇ綾乃ちゃん。本当はわざとぶつかったんじゃないの?」

話がうますぎる。何か裏があったりして…さっきからそう思い始めていた善人はそう尋ねる。


「ただ単におごるだけなら自己紹介なんてしなくてもいいはずだよね……そこからメアド交換って……」

それは綾乃にとって図星だった。そして綾乃は本当のことを言った。それはつまり善人が思っている通りのことだった。



「あはは~実は……わざとぶつかったのです」

そう、善人の考えは当たっていた。すると同時にうれしさが込み上げて来た。


「うーん……それってまさか~」

嬉しさで思わずほんの少しほほが緩む。


「そのまさかなのです~」



善人はどうやらナンパされたようだった。



「そっかーナンパかーでもさぁ、やる人を間違ってねえか~?」

彼女を笑わせようと冗談交じりに何故俺をナンパしたのかを聞き出そうと彼は思っていた。


すると綾乃は善人の顔をじぃっと見つめた。その見つめる視線に恥ずかしくなり善人はもう飲み干してしまったジュースをすすった。


「間違えたかもです」

真顔で綾乃はそう答えた、彼女の目は真剣そのものだった。


「え、マジ?」

「うそなのです」

その言葉も真剣なものだった。


「あははっ面白いな綾乃ちゃん」

冷や汗がどっと出てきたのを肌で感じる、彼女ある意味面白い人かもしれない、善人はそう感じた。



「あ、私のことはどうぞ『綾』って呼んでくださいなのです」


しばらく2人はお互いに改めて自己紹介をした。

「へ、へぇー高校3年生だったんですね……」

「敬語にしないでくださいなのです」

ムスッとしてストローを咥える綾乃、敬語は使わないでほしいと言うのに彼が遠慮がちなことに少し意地になって説得をしようと試みる。


「でも俺2歳年下ですよ」

「同じ高校ではないから先輩後輩ではないのです。だから敬語は使わないで欲しいな」


綾乃は同じ高校の生徒ではない。しかし彼女は同じ高校にいたとしても敬語を使わないでと言っていたであろう。敬語は人と人の間に壁を作る言葉であり、それを彼女は嫌っているのだった。


「でも年下だし……敬語使ったほうが」

「今度敬語使ったら殺しちゃうかもですよ?」

綾乃は両手を組み肘をテーブルについて組んだ手に鼻先を当て小首を傾げるその状態で、更に笑顔でそう言った。そのセリフは爽快感さえ感じられた、何故殺すと言う言葉が使われているのに関わらず爽やかなんだろうか……。


「え?……おっけー分かった……」

笑顔の裏の恐怖という物に顔が思わず引きつる。


とりあえず善人に対して敬語を禁止したところで……会話が途切れた。


しばらく何を話していいか分からなくなり時間が過ぎていった。

要するにネタ切れだった。



このままだとまずいと思った善人が話を切り出した。

「……じ、じゃあ場所移動しない?」

それを聞いた綾乃は良し良しと言わんばかりににこっと微笑んだ。善人がタメ口でそう言ってくれたのだから。


「おっけーなのですよ~」



とりあえず外へ出て行った即席カップルの2人。

これから2人はどこへ行くのやら。



「こよいー少し離れてくれ」

今日はこよいとお買い物。近所のいつもお世話になっているスーパーの食品売り場に連れて来させられたのだった。


「なんで?」

「……歩きにくいんだよ、ちょっとだけ離れてよ」

「こよい、離れたくないよ……」

お前の頭で展開するその恋愛ドラマは恐らくこの間見ていたやつだろう、俺も傍で見ていたからな、覚えてるわ……。



ちなみに俺はカートを押す役。そしてそんな俺にこよいが密着してくる。

歩きにくい。とても歩きにくい……。


「あはは~ゴメンねお兄ちゃん」

「……でも離れるつもりは無いんだよな?」

「もちろん!」

笑顔で返された。それも即答だ、その返事を聞き俺は一つため息を吐いた……。



「で?そろそろタイムセールの時間だと」

タイムセールだけあって続々と集まる中年のおばちゃんたち、さり気なく入り口を連れとふさぐその技(?)に苦笑いをする。



「そうなんですよお兄様~これに勝てば家計がグッと楽になるんですよ」

「そうなんですかー」

俺は棒読みで返事をした、生きていく為だ、おばさんに囲まれるくらいなんてことない、そんなことを考えていた。


でもさぁ!なんか悲しいんだけど!!咲月さんの後に見るおばさんは何かつらい!

スタイルの良い咲月さんのボンキュッボンとは違い、脂肪とベルトでボンキュッボンなおばさまたち。

あの中に入り込んでいくんだと思うと思わず、うっ……!と手で口を押さえてしまう。

吐き気を抑える俺、ほぼ放心状態にありますゆえ、妹様よどうかちょっかいを出さないでくれ……。



その後もぞろぞろと集まるおばさま達。

俺の視界が中年おばさんで満たされそうになった時、俺はこよいでそれを中和した。


「こよい、悪いけど俺だけを見つめていてくれ」

「え?」


この状況下でこよいはせめてもの救いだ。おばさんに染まってたまるか…!!

と思いつつ妹で中和し始めるシスコンと噂され始めた俺。


「な…何?お兄ちゃん…なんか…恥ずかしいよ…」

うわぁ…その上目遣い…すごく良い…っておいおい何考えてるんだ俺。

でも中和効果は抜群だ、俺の顔に生気が戻っていくのが自分でも分かる。


「頼むから、いつものこよいに戻ってくれここに来てまで俺をからかうのか」

「リアクション低い~こよいはボケても楽しくない~」

こよいが少し拗ねた。

「俺はボケられても笑えない~」

…俺も拗ねた。



そうこうしているうちに時間が迫ってきた。


ちなみに俺達が狙うのは牛肉。

「お兄ちゃん…そろそろだよ…!」

「あぁ…分かってる…!!」

俺は出せもしないオーラを出してみようと意気込んだ……もちろん無理だった。

しかし、意気込まないと吐きそうで吐きそうで……。


しばらくもしないうちに周りがざわざわし始めた。そして一度入ってみたい関係者以外立ち入り禁止の扉から男の店員さんが1つのカートを押して出てきた。


『それではー!只今より…ッてうわぁあああああ!!!!!!』

その店員さんはおばさんパワーにより暴行を受け床に転がった。どこのアクションアニメだよっ!俺は思わずそうツッコミを入れた。


そして彼はほかの店員さんによって救助された。


ちなみにカートの中の俺たちが狙う商品は勢い良く何故か広範囲にぶちまけられた。おかげでこの戦争の最前線に立たなくて済みそうだ。


それにしても…ご愁傷様でした。


「こよい!」

「分かってる!」

俺たちはすぐさまにその何故か広範囲にぶちまけられたお買い得商品をゲットしようと

おばさんの中へと突っ込んで行った。


「今夜はこよいのハンバーグじゃおらぁぁあああああああ!!!!」



「よっしゃ!獲っ―――クソッ!放せよ!」

ようやくパックが獲れたと思ったら1人のおばさんと取り合いになった。

ちなみにあちらこちらでも商品の取り合いになっている。それゆえこの騒ぎがなかなか収まらない。



本気で奪い返そうと思っていたとき。悲劇と言わんばかりの出来事が俺を襲った……。



「これは俺が最初に獲ったんだよ…!!!」

「奪えばそんなの関係ないわよっ!!」

そこから綱引きのごとく引っ張られ引っ張ってと長期戦に持ち込まれた。


「放してくださいよ~!」

「いやよ!私には家庭があるのよ!?」

「それはこっちも同じ!!」


しばらく引っ張っては引っ張られという状態が続き、次に俺が引っ張ろうとした次の瞬間…俺の手が悲鳴を上げた。



「あああぁぁあああああああ゛!!!!!」

―――俺は痛みのあまり大声で叫んだ。


ちょっといいですか?…一話一話が長くてだるくなりませんか?

だるく感じられる方がいらしたらそう言って下さいお願いします。

別に大丈夫だよ~と言う方も大丈夫ですよと教えてください。お願いします


面白かったでしょうか?評価などをつけてくださるとうれしいです。

感想お待ちしております。ではこの辺で…


PS.10/23日以前より大分文字数が増えました。(修正により)

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