3月7日 洞窟の中
「なるほどね、
ヤワラとタイシは記憶を消して
俺の同行人としてここまで来させる。
ここの町の人はおじいちゃんとグル
スズネは銃の免許を取るために
先にエマと一緒にこの町に来てたのか
で、そのエマが待ち伏せして、
俺を突き落とすと。
改めて聞いてもたかが一人を嵌めるために
ここまでするかね」
借りた宿の一室で椅子に座りながらみんなに愚痴を言う
ちなみに、妙に武器が手に馴染むと思ったら
俺が選ぶ武器を先読みして、
俺の手に合うように特注していたらしい
「まあまあ、そんだけヒサトに期待してたんじゃない?」
ヤワラが慰めてくれる
「俺はなんもできないよ、期待しないで」
頼られるのは嫌な気はしないんだけど、いかんせん規模がデカすぎる。
「ヒサトはいっつもそうだよなぁ」
タイシが何やら冷蔵庫を漁っている
「まあそれはいい。
昼メシ、俺が作るけどなんかリクエストねぇ?」
タイシが何か作ってくれるらしい。
「俺はいいや。久しぶりにアレ食いたいし。」
「お前ほんとに好きだな。」
タイシが呆れた目でみてくる。
他の皆もそれを聞いてタイシと同じ表情をした。
「じゃあコメだけは炊いてやるから勝手に食ってろ。」
「あ、じゃあ僕炒飯食べたい!」
ヤワラが目を輝かせている。
「私もそれで。あ、私のはニンニク抜きでお願い。」
エマってニンニク苦手だっけ?口臭気にしてるのか?
「はいよ。
スズネはどうする?別のでもいいぜ?」
「私もチャーハンで...ニンニクは...多めがいい。」
スズネはタイシの飯を一番食べてるだろうし
そういうのガッツリの方がすきなんだろうな。
「お前は?チャーハンの方はいらないか?」
俺の方を見て聞く。
「じゃあ半半チャーハンくらいだけ貰おうかな」
米が炊き上がった後、タイシは手際よく調理を進めていく。
材料を刻むくらいなら手伝ってもいいけど
タイシはキッチンに誰かと立つのが苦手らしい。
ちょっと立つとテーブルにチャーハンが置かれていく。
流石料理人を目指してる男だ。見た目は一見普通のチャーハンでも匂いから使っている調味料のこだわりが伝わり、素人の出来とは全然違うことがわかる。
一口食べると口の中に旨みが広がる。だが決して濃すぎず、油っぽくもないこの感じがいい。
細切れの豚肉もどちらの味が支配的になってしまうことない程よいバランスだ。
半分くらい食べて、紅生姜をトッピングする。
チャーハンにはやっぱりこれだろう。
元々クドみを感じさせないチャーハンではあるのだが
紅生姜で味変しても美味しい。
少ない量なので一人で一足先に完食して
俺のメインディッシュへと行こう。
炊飯器に残ったご飯を丼によそう。
それにワサビをひとチューブのせて、お湯を注ぐ。
そして最後に、ワサビをよく溶かす。
「特製茶漬け、食べる?」
「いらない。茶漬けとは名ばかりのワサビ漬けなんて。」
ヤワラに勧めたが断られてしまった。
この味覚が壊れるような辛味と鼻に抜ける感覚が病みつきになるのに...
「マジで匂いだけでむせるから勘弁してくれ」
タイシにも否定されてしまった。
みんな食べ終わって少し休憩する。
「イロンさんがくれたんだ、
好きなやつ飲めだとよ」
ヤワラは真っ先にイチゴジュースを手に取った
「もらっていい?」
ヤワラは甘党なところがあって
飲み物はイチゴジュースが大好きだ
エマたちは何を飲むんだろうか
「私は決まらないからスズネに合わせる」
スズネは急に振られてびっくりしていたが
少し考えて答えを出した
「じゃあ、ペットボトルの紅茶で...」
スズネとエマはシェアして飲むらしい
タイシはコーラを手に掴んでいた
「おいおい、炭酸とかガキかよ〜」
俺はタイシを揶揄う
「うっせーなぁ、お前は何飲むんだよ」
「メロンソーダ」
「お前の方がガキだろうが!」
んで、この後リュウさんが部屋に入ってきて
依頼を頼まれて...
そうだ、俺はおじいちゃんのせいで
こんなことをさせられてたんだ。
坑道のなかで一人の回想を終える
って、早く坑道を出ないと
いつ崩れてもおかしくないんだって!