3月?日 和解?
僕と男はその場に倒れこんだ。
その様子を倒れる音で察したタイシは
戦闘中に関わらず、僕の元にやってきた。
「ヤワラ!?大丈夫か!?」
そんな様子を見て、タイシと戦っていたカリスマ女性はため息をついた
「やめやで、やめ、
ウチと互角以上に戦える上に
戦闘中に味方に駆けつける余裕すらある奴に
勝てるわけがあらへんやろ」
「友達がやられてるのに、辞めもクソもあるか!」
タイシが叫ぶが、女性はそれをなだめる
「よお見てみぃ、お友達は死んでへんで」
それを聞いて、タイシは僕のお腹を見た
「傷口が、無い!?」
タイシがそう言ったので、自分でも自分の腹を確認する。
確かに傷一つついてなかった
「対ゾンビ用の刀を使っとったからやね。
そっちも、同じやったみたいやけど」
意識が薄れる感じがしたのは体力が持ってかれたからだったのか。
カリスマ女性はこっちを近付いてきて、ある提案をしてきた
「こっちとしては、アンタらは信用できそうやさかいここは休戦して、脱出のための協力関係を結びたいんやけど」
「なんで急に僕らのことを信用に足ると思ったんですか?」
「そらあれだけ強い仲間がおったら、わざわざこないなめんどいことしいひんでもみんなを鏖殺できるやん?
それをやらへんってことは敵意はないってことやろうし」
確かに、それはそうだ
「こっちとしても相手は最初から殺す気はなかった
ようだし
信用して協力をしてもいいんじゃない?」
僕はルルアを説得する
「そうするしか無さそうね」
ルルアは警戒した顔で僕の提案を承諾した
このやりとりが終わると、倒れていた糸目男が起き上がった
一応、話は聞いていたらしい
「さっきはすまんかった
俺の名前はスザク。これからよろしくな」
急にこの人一人称がワイから俺になったな
「ウチはダリア、こっちの無口なのはカルミアや
よろしゅう」
相手の名乗りが終わると
こちらも自己紹介を済ませる
そうしてその三人も一緒に遺跡の奥へと進んでいく
「そういや、ヤワラくん?やったっけ
なんか能力が二つ以上持ってるように見えたんやけど
気のせい?」
僕が共有について話そうとすると
ルルアに二の腕らへんをつつかれた
少し振り返るとこっちを見ながらクビを横に振っている
共有については話すなってことだろうか
ルルアにとってはまだ信用には値してないってことか
うーん、僕は結構この人たちは大丈夫そうだと思うんだけど...
まあいいや、ここはルルアに従っておこうかな
「いや、僕の能力は切断接合って能力だけですよ?」
「そか。
...なんで子供が能力持ってんねんって話しよ
とおもたけど、俺も子供のときに能力持ってたから
言えんわ。
ま、それはいいとして
その能力、俺よーく知ってんねんな
そもそも俺ゾンビ対策委員に所属してるんやけど
そこの知り合いに"リュウ"って奴がいて
そいつがその能力使っててん
能力って255種類しかないから
同じ能力でも不思議じゃ無いか」
リュウさん!?この人と知り合いなんだ...
っていうか...
「能力って255種類って決まってるんですか?」
「そうよ?知らなかったの?
人が能力を得るとき、255種類の中からランダムで選ばれるの。
割と常識の部類よ
私は全ての能力の詳細まで覚えてるわ」
ルルア説明する
そうなんだ
その後、しばらくの静寂が訪れる
そして、ダリアさんが口を開く
「緊張してはる?それともまだ警戒してはる?
そうやったらウチの能力についてちょいとはなしたろか?」




