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五回目の天国  作者: マルキ
2.5章 港町〜軍事国家
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3月19日 訓練

訓練と言って連れてこられたのは

地面が砂でできたフィールドだった


「ここで対人訓練をしてもらう。

それぞれ同じランク同士で戦い合うんだ。


Eランクのお前は...そうだな、

私が直接訓練してやるから

こっちに来い」


ヒサトは心底嫌そうな顔をしながらその人に

ついていく


フィールドは一つしか空いてないので

先にAランクの二人が戦うことになった


リュウvsタカナリ


どちらも日本刀を使っている人同士

もちろん今回も専用の武器なので

斬られても体力が吸われるだけで

怪我や後遺症が残ることはない


ん?シルヴィーさんの能力で怪我戻るから

実際の武器使っても良くないって?

治るとはいってもみんな痛いのはいやでしょ?


タカナリさんの能力についてはよく知らないけど

リュウさんの方は絡め手の能力。

試合内容が楽しみだ


秩序の神がミナの体を使って審判をやっている


「レディー?ファイ!」


先手必勝と言わんばかりにリュウさんが飛び出した

それに対してタカナリさんは様子を見るかのように

堂々とした構えをしている


リュウさんが刀を振り、

それをタカナリさんが刀で止めようとする


しかし、リュウさんは能力を使ったことで

リュウさんの刀はタカナリさんの刀を貫通する

そこで、いきなり強風が吹いた


「あぶないな、そういう能力か」


強風はタカナリさんの能力だろうか?

かなり強そうだ。

とはいえタカナリさんの刀は

リュウさんの能力によって斬られてしまい

戻るのには30秒かかる

ここからどうなるか


リュウさんは刀を地面に刺して

それにしがみついている

そうしているリュウさんにタカナリさんが近づくが

地面に刺さっている剣の柄の部分を手刀で斬り、

そのまま強風に飛ばされていく


タカナリさんは場外だと判断して強風を止めるが

リュウさんの能力によって

刀の柄は地面に刺さっている刀にもどり

それを掴んでいたリュウさんも

場内に戻ってきた。


「強風を使えるのか、確かに強いけど

その広大な範囲の強風じゃあ

すぐに体力がなくなるだろうし

小回りもききづらくて

使い勝手は悪いんじゃないか?」


探りを入れるためか、

リュウさんはタカナリさんに話しかける


「ん?俺の能力は『そういうもの』ではないぞ?

俺の能力はコレクターで

剣術をコレクトしてるから

いろんな剣術を使い分けれるんだ」


タカナリさんは自分の能力について説明する

それは...強そうだ


「おいおい待てよ、なんで剣術で

強風が生み出せるんだ?」


「能力者の剣術家の能力をコレクトしたから」


それ強すぎない?


「それ強すぎだろ...俺勝ち目あるか?」


リュウさんも弱音をこぼす


「っていっても能力で能力を使ってるから

二重に体力は持ってかれるけど」


タカナリさんはちゃんと弱点まで公開する


「じゃあ耐久戦に持ち込めってことか」


そうこう話しているうちに30秒が経ち

タカナリさんの刀が元に戻る


とはいえ、このまままた刀を交えても

同じようにリュウさんの能力で

刀を斬られてしまうだろう


タカナリさんもそう考えたのか

一度刀を置いた、そして何も持たずに

刀の構えをとった

すると何やらそこには

風でできた刀のようなものが現れる

しかし...


「あ、これじゃ相手を傷つけてしまうな」


そう言うと、その刀は消えて

タカナリさんはもう一度置いた刀を手に取った


「え?何が起こったの?」


観客席から疑問が飛び出す

それを無視してタカナリさんは

刀の構えを変える


「やはり持久戦に持ち込まれる前に

決め手になる技を使うか

『剣技切替』『俊足流』」


そう言うとタカナリさんの雰囲気が変わり

次の瞬間、タカナリさんはリュウさんの目の前にいた


間一髪、リュウさんはタカナリさんの

太刀を受け切ることができたが

タカナリさんは次の技の構えをしている

それはすごく見覚えのある構えだった


「あれって『がと...』」


多分本人は知らないんだろう

だが僕たち中央国出身者で漫画を

読む人なら知っている構えだった


その構えから踏み込んで

刀で相手の股下めがけて突く。

さらに踏み込んでそこから切り上げる


「燕返し!」


そっちかぁ、それは逸話の話だし

知っていてもおかしくないか


リュウさんはこの一連の動作に反応したが

切り上げの際に腕を斬られた。


斬られた場所が首ではなく腕だから

リュウさんは気絶には至らなかったが

かなり体力を削られたようで

疲弊した顔をしていた


「ふぅむ、これでもだめか

そうだ、こうすればよい


『剣術習得』」


そういうとタカナリさんは

自分の剣を手刀で叩いてみる

すると、刀身が切れて、少しすると元に戻る


「リュウの能力をコピーしたってこと?」


リコが分析する


多分そういうことだろう


タカナリさんはリュウさんに向かって

走っていき、太刀を振るう。

それをリュウさんが止めようとするが

コピーしたその能力でリュウさんの刀を斬り、

そのままタカナリさんの刀はリュウさんの首に届いた


リュウさんはそのまま倒れ込む


「勝者、タカナリ〜」


秩序の神が勝敗を告げる


あの人最強でしょ...

でも強さを計測する能力だと

タカナリさんよりタイシのほうが強いらしいんだよね


次はそんなタイシとイチヒサの戦い。

コレもたのしみだ

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