決勝戦~下~
遅くなって済まないンゴ。修羅の門の虎砲の練習してたら時間亡くなったンゴ。俺は悪くねぇ。
あと、ヴォケ●リさんのエランダ―ル、おすすめです。
「無刀流・徹甲掌」
「鉄扉の盾!」
地面すれすれから駆け上がるような掌底をいなし、背後から殺気。
思いっ切りのけぞった鼻先を黒鎧が掠めて、鉤爪に似た籠手の殴打。
当たったら痛いじゃ済まないソレを斬り払って、相手の武器には傷一つない。
………一応コレ、準国宝級の神代の遺物くらいの性能はあるはずなんだけど、それでも切れないのか。
奥の手を使った刺突なら余裕、そうでないなら全力の一撃を叩きこむしかない、かな?
攻撃を回避して隙に一撃入れる戦闘スタイルの私的には、装甲の薄い場所を狙いたいところだけど。
「燃え堕ちる六翼」
「さすがに、そこまで甘くないよね」
上から叩き潰す大鐘を前に飛んで回避、肩を狙った刺突は、ナナちゃんにあっさり防がれた。
直感に従って思いっ切りバックステップして、さっきまで私がいたあたりを撃ち抜くレーザービーム。
視線の先、シーザーちゃんが杖を振り回すたびにばらまかれる光弾の雨。
威力も高そうだし、アレ、喰らったらマズいかもしれない。
………それに今の攻撃、魔力を全く感じなかった。
神国では魔術の代わりに奇跡を使うって聞くけど、アレがそれなのかな?
神ならぬ人が使う以上、リソースが無限ってことはないと思うけど………物騒なのに変わりはないか。
よし。
「合わせて、アマナちゃん!付呪・神速、一突き!!」
「このっ、ヨナの受な」
「封壁破壊術式!!」
「ふきゃんっ!?」
シーザーちゃん目がけて最高速度で突撃、障壁を破壊して、ニンジャ式になにやら印を結ぼうとしたのを無視して蹴っ飛ばす。
ちょっと心が痛むけど、このままリングアウトしてもらおうじゃないか。
右腕に魔力を集中させて。
「衝撃波!」
「ふんっ」
放った衝撃波の弾丸が、変な音を立てて大鐘に弾かれた。
なに、いまの。
フェンっとか変な音がしたんだけど。
「………なにそれ?」
「六合一宇幻想曲………あらゆる魔術を無効化する遺物よ?」
「卑怯だ!もっと正々堂々」
「せいっ!」
「のわぁっ!?」
ゴゥンって音がして、大鐘が床に突き刺さる。
ピンと張った鎖を足場代わりに突貫し。
「よっこい、しょっとぉ!!」
「あぶなぁいっ」
リンボーダンスじみた動きで殴打を回避。
反撃の刺突が、あっさり弾かれた。
リーンちゃんだけじゃなくてナナちゃんもカッチカチなのか………まいったな。
コレ、まともに攻撃が通らないぞ?
というか、どこからこんな上等な防具を持ってきたのか………私、気になります。
いや、マジで気になるんだけど。
本気の突きが弾かれたの、割とショックなんだけど。
全力で勝とうとするならアレを使うべきなんだろうけど、可愛い後輩相手にあまりひどい真似はしたくない。
はてさて、どうしたものか。
…………ん?
「これ、ヤバくない?」
「今更ですか、お姉様」
ぼそっと呟いたソレに、呆れたようなアマナちゃんの視線。
「いや~………なんて言うか、もっと楽に勝てると思ってたからさ」
「バカですか」
「ねぇねぇアマナちゃん、どうすればいいと思う?」
「アレを使えばいいじゃないですか」
「イヤだよ。あれ、加減できな」
「お父様からお姉様に伝言です。『もし負けたら、罰として今後、夜9時以降の一切の外出を禁止する』だそうですよ?」
「………はっ?」
いま、なんて?
えっ?
夜の外出を禁止するって、それ、キャバクラいけなくなるじゃん。
マジ?
綺麗なお姉さんたちとお酒飲みながらキャッキャウフフできないってこと?
可愛い女の子成分を確保できないと、私3日で餓死するよ?
自分の娘を殺す気なのか、あの父親は。
………やばい、どうしよう。
考えろ、考えるんだ私。
可愛い女の子を傷つけることは出来ない。
性的にならともかく、物理的に傷つけるなんて絶対にダメ。
でも、勝たなきゃマズい。
私の生命に関わる。
どうしよ。
「どうしよどうしよアマナちゃん!マズいってこれぇ!!」
「お姉様。優勝出来たら、思いっ切りハグしてあげます」
「お姉ちゃん頑張っちゃう!!」
私の心と行動に一片の曇りなし。
全てが正義だ。
大きく息を吐いて深呼吸、レイピアを眼前に掲げて。
「構え」
両足を大きく開いて腰を落とし、右手を引いて左手は切先に添える。
お腹の奥に火が灯り、瞬いたソレが爆ぜた。
血流に乗って全身を巡る熱と、僅かばかりの全能感。
いやな予感でもしたのか、サムライボーイが青褪めるけど、もう遅い。
熱化した息を吐き。
「弩弓」
突き出した切っ先がサムライボーイの右腕を貫き、肉を削ぐ。
風切り音と殺気。
反転しざまの一撃で大鐘を連結していた鎖を切り裂き、遠心力に従って飛んだ金属塊が、観客席の障壁にぶつかって騒音を鳴らした。
私が生まれ持った異能、嵐剣の騎士。
魔力をガンガン消費して速度と攻撃力を数十倍に引き上げる、文字通りの切り札。
燃費が悪すぎて10分も持たないけど、限界が来る前に勝てばいい。
連続射撃を切り裂いて2丁拳銃ちゃんに接近、再び構えて。
「援護します、ミカさん!光輝!!」
「ふぎゃーーっ!?」
目がぁぁ、目がぁーーー!?
ピカァーってした、今、ピカァーってした!!
目が痛ったいんだけどぉ!?
というか、これ、ヤバいんじゃ。
「特殊弾装填・暴れ猫」
「こっ、のぉ!!」
真っ白く焼けた視界によぎる影を頼りに剣を振るい、弾き切れず、右肩に灼けるような熱。
激痛に怯み、背中に、鎧越しのふにゅりと幸せな感触。
お日様みたいな、甘い匂い。
思わず、力が抜けて。
「どっ、せいっ!!!」
「はぎゃんっ!?」
浮遊感と後頭部の衝撃。
ゴッと鈍い音がして、耳鳴りと眩暈。
視界が回って、頭の中がぼやけ。
「まっだ、まだぁ!!」
気合と根性で耐え、渾身の刺突が黒鎧を貫通した。
一息に振るった切っ先が籠手を破壊し、無防備な脇腹に掌底の一撃。
うずくまって悶絶するナナちゃんを他所に跳躍、私がいた場所にばらまかれるゴム弾の雨。
レーザービームを回避して、視線の先、短機関銃を構えるカティアちゃん。
まともに動かない右腕から左手に持ち替え、大上段に構えて。
「曙光の剣!」
「うっそでしょ!?」
乱射を弾き、踏みこんでの一刀が銃を破壊。
逆手に構えて裏拳を叩きこみ気絶させ、棍棒を受け流す。
距離を取って、籠手に棍棒を突き刺し、なにやら香ばしい機構を作動させて戦槌を展開するリーンちゃん。
なかなかロマンあふれる動きだけれども、アレ、喰らったら死ぬな。
覚悟を決めて脱力、切っ先をだらりとぶら下げて下段に構え。
「朱月・八重襲」
「痴愚の夢!!」
突撃から始まる連続大回転を全段弾き、咄嗟に躱したレーザービームが太腿を掠めて肉を灼く。
踏みとどまり、視界を占領する槌頭。
半身に引き絞った一撃を流し、踏みこんで。
ジャラリと、鎖が首に巻き付いた。
咄嗟に踏ん張ろうとして、右足からザクリと嫌な音。
太腿に、日本刀がぶっ刺さってた。
当然のごとく引っ張られて、野球のバッターよろしく棍棒を構えるリーンちゃん。
待って、これマジでヤバ。
「物理反射壁!」
「っ、きゃあ!?」
金色の大盾が打撃を受け止めて、迸る衝撃波がリーンちゃんを吹き飛ばした。
肩で荒く息をつくアマナちゃんと、その後ろで目を回すナナちゃんと2丁拳銃ちゃん。
足に刺さったぶっといのを引っこ抜き。
「ありがとうアマナちゃん!愛してる!!」
「お姉様。マーサさんとマリカさんがダウンしました。残ってるのは私たちだけです」
「………まじ?」
「マジです」
「もしかして、ピンチ?」
「ピンチです」
やっべ、どうしよう。
残っている相手は、留学生ちゃんとリーンちゃん、それとサムライボーイ。
約一名を除いて全員私好みの身体してる。
とてもおいしそうですね。
じゅるり。
「………お姉様。すっごく気持ち悪いです」
「はっ!?」
「………いえ、もういいです。人数差的にこっちの方が断然不利ですけど………どうしますか?」
「私がすっごく頑張るから、アマナちゃんも頑張って。そしたら勝てるからさ」
「………つまり、無策と」
「失礼な。それだと私がなんにも考えてないみたいじゃん」
「純然たる事実でしょ」
「ひどっ!?」
軽口を言いながらレイピアを構え。
「アマナちゃん。サムライボーイと留学生ちゃんの足止め、よろしくね?」
「普通、逆じゃないですか?…………まぁ、リーンさんの相手をするよりはマシですけど」
「でしょ?」
「出来るだけ頑張りますけど………20分も持ちませんよ?」
「だいじょぶだいじょぶ、手早く片付けるからさ?」
一歩、二歩、無造作に歩きだして、叩きつけられた棍棒を回避。
すれ違いざまに刃を振るい、籠手を浅く切り裂いた。
脳天を狙い澄ました刺突をいなして、反撃の刺突が胴鎧を削ぎ落す。
ステップを踏み、胴を薙ぐ一閃を撥ね上げて鎧を破壊。
勢いを乗せて放った回し蹴りが無防備な脇腹に突き刺さり、槍のように繰り出された槌頭が私の頬を裂いて血をまき散らす。
鉤爪で引き倒そうとしたのをずらして踏みつけ、強引な振り抜きに逆らわずジャンプ。
鎖を展延しての薙ぎ払いを流して、落下の威力を乗せた踵落としが掲げた腕にあっさり防がれる。
私の足首をがっしり掴んだまま、リーンちゃんが体を翻して。
「いっ、たいじゃない!!」
「ちょっ、噓で」
牽制のつもりで突き込んだ切先がリーンちゃんの手の平を貫いて、意にも介さずに叩き伏せられる。
鈍痛と、内臓を揺らす衝撃。
剣が貫通してる手で人を叩きのめすとか、ちぃっとばかし、蛮族すぎやしませんかね?
リバースしかけたお昼ご飯を飲みこんで、追撃を転がって回避。
起き上がって上を見て、戦槌を大上段に構えるリーンちゃん。
気合一発、レイピアを構えて。
「抉剣の鋭!!」
会心の一撃が戦槌を貫き、澄んだ音を立てて斬り飛ばした。
衝撃からか硬直した隙をついて掌底を叩きこみ、詰まるような悲鳴を上げてよろめくリーンちゃん。
その首筋に手刀を撃ち込んで気絶させた。
諸々の修羅場を治めるために身に着けた首トン気絶術に、死角はない。
胸が痛むけど、これもアマナちゃん(のハグ)のため。
力なく倒れる体を抱きかかえて地面に横たえ、アマナちゃんの援軍に向かい。
「なんで、終わったと思っているのかしら?」
「っ!?」
背後からの飛び膝蹴りを躱し、切れずに右腕からメシリと嫌な音。
砕けた腕を庇って飛び退った視界に映るのは、淡い燐光のようなものを纏うリーンちゃん。
確実に仕留めたと思ったけれど、打撃が甘かったか。
次で終わらせて。
「ねぇ、先輩。私の異能の事は、知ってるわよね?」
「………英雄的蛮行、だっけ?物を壊すほど強くなる、すっごく物騒な能力だよね?」
「その通り。手加減しにくい上に使い道もあまりない、爆弾みたいな能力だわ?」
「いやいやいや!そんなことないって!!そんな暴君みたいなところも魅力的だと思」
「コレ、破壊する対象は特に指定されてないのよ。この意味が分かるかしら?」
「…………え?」
なんか、今、ひっどい事を聞いた気がする。
破壊対象が決まってないって、それってまさか。
「開演・死闘………言っておくけど、気を抜いたら死ぬわよ?」
「ちょっ、まっ」
ズガンと踏み鳴らした爪先が床を粉砕し、リーンちゃんが消えると同時に衝撃。
横合いからの蹴りをギリッギリで受けて、押し切られた。
破壊対象が決まっていないということは、それが地面でもガレキでも、壊せば壊すだけ強くなるって訳で。
──────あたり全部が餌とか、マジですか。
拳の二連からの流れるような掌打を受け、ピキリと、レイピアの刀身から砕けるような音。
まともに喰らったら折られるな。
4撃目を気合で受け流し、踊るような軌道のブレイクダンスを後ろに避ける。
ギュンと空を裂いた爪先が床を貫き、コマみたいに回りながらの連続回転蹴り。
遠心力を乗せた裏拳を避け、思いっ切り引き絞った右ストレートが鼻っ面を掠めた。
逃げたくなるのを一歩前に出て、振り下ろされる鉄拳。
ろくに力も込めてなさそうな一撃が、容易く地面を砕く異常事態。
一瞬の隙をついて肩口へ繰り出したレイピアは、あっさりと弾かれた。
鉄どころか超高硬度の魔法金属でも問題なく貫通する一撃が、だ。
まったく、ふざけた能力だ。
ふざけた能力だけど。
「無敵って訳じゃあないでしょ?」
「っ、ぎぃ!?」
一発貰ったら終わりそうな拳が私の顔の真横を撃ち抜き、伸びきった関節を利刃が切り裂く。
どれだけ外皮が硬くても、どれだけ攻撃力が高くても、人間である以上、刃が通らない道理はない。
急な超加速にこそ驚かされたけど、それももう目が慣れた。
リーンちゃんの身体能力は上昇し続けているけど、速度と攻撃力に特化しているだけ、まだこっちに分がある。
とはいえ、それもあと少しで圧倒されるはず。
嵐剣の騎士のリミットも近い。
なら、選択すべきは。
「そろそろお開きと行こうかっ、リーンちゃん!!」
「誰が名前で呼んでいいといったのかしら?」
超短期決戦。
真下から鋭角に蹴り上げる爪先を躱しつつ膝裏を切り裂き、鞭のような裏拳が放たれる直前で跳躍。
最高速度で駆け抜け、すれ違いざまに振るった切っ先が、逆の脚の腱を抉り切る。
反転し、咄嗟に振るった右腕が爆ぜるような音を立てて弾けた。
膝をついたまま、血塗れの左手を振り切った格好のリーンちゃん。
右腕一本盾にしなければ、今ごろ私のお腹がへこんでた。
あの状況で、ガレキを投げて私を仕留めに来たのか。
おっそろしい子だ。
恐ろしい娘だけれど。
「さすがに!もう動けないでしょ!!」
「飛翼」
踏み込み、脇腹を貫く必殺の一撃を、金色の影が跳び越した。
見上げた視界、金髪が翻り渦を巻く中、キリキリと音を立てて軋む肢体。
傷口から血が噴き出すのも構わずに唸った右足が、空を蹴って。
「鋲星襲撃脚!!」
「鉄扉の盾!」
逆手の刺突剣を攻撃線上に構えて、鈍い音が骨に響く。
目の前が真っ黒に染まり、踏みとどまろうとした足がふらついて崩れ落ちる。
乱回転する頭の中に浮かんだ靄が、薄れて。
「まっ、だぁ、まだぁ!!!」
渾身の刺突がリーンちゃんの腰に突き刺さり、負荷に耐えきれずに串刺し公の刀身が砕け散った。
構うもんか。
左手を、振りかぶって。
「嵐の剣!!」
身体強化に回していた分の魔力を腕に流して旋風を纏わせ、突貫。
まだ片足が生きてる私と両足をやられたリーンちゃんなら、こっちの方が早い。
触れるもの全てを吹き飛ばす竜巻の剣を、満身の膂力を籠めて振り下ろし。
眩む視界の端で、留学生ちゃんが肩から血を噴いて倒れた。
「避けてっ!!」
リーンちゃんを抱きかかえて跳び、太腿で熱が炸裂した。
受け身を取れずに背中から落ち、ごっそり肉を抉られた感触。
気合で跳ねて、首筋を過ぎる風圧と熱。
血塗れの、金色の矢が見えた。
旋回して再び私を狙ったソレに前蹴りを叩きこんで、軌道変更した鏃に脇腹を引き裂かれた。
噴き出す血と虚脱感を耐えて、首狙いの攻撃を倒れ込んで回避。
「ちょっと、何が」
「攻撃されてる!私から離れないで!!」
私の幸せ的に。
おっぱい大きいしいい匂いするし可愛いし、こうやってるだけで無限に戦える気がする。
………はい、嘘です。
失血ヤバくてナチュラルに意識飛びそうになってます。
なんかもう、立ってるだけでフラフラしてしんどいです。
というか、マズ。
「城塞防御!!」
黒い障壁が、矢を弾き飛ばした。
続く連撃を大盾が防いで、矢を斧が叩き落とす。
スライムみたく流動して滞空するソレに正面から立ち塞がる、黒い人影。
アマナちゃんと同じくらいの身長に合わせた子供サイズの執事服と、黒い髪。
大槌に変化したソレにぶん殴られて宙を舞った少年が、こっちに飛んできてって。
「少年!?」
「クロ!?」
「お逃げください、お嬢様!!」
大盾を構えた少年が巨人サイズの大剣を防ぎ、受け止めきれずに押し切られる。
逆袈裟の裂傷から血が噴き出し、膝をついて倒れ込む少年と、渦を巻いて大槍の形をとる黄金。
研ぎ澄まされた金色の穂先が照準するのは、少年と同じ眼の色をした少女。
一瞬の静止の後、凶器が解き放たれて。
「誘引」
ゴボリと血と一緒に吐き出した言葉が、空間を歪めた。
真正面から少年の心臓を貫いた切っ先が背中を突き破って姿を現し、なおも蠢くソレを、震える手が確かに掴んだ。
自在に膨張する金属塊に体を食い破られながらも、血塗れの唇が薄ら笑いを浮かべ。
「腐食硫息吹・自傷自爆」
黒紫色の無数の切っ先が少年の体を串刺し、炸裂した。
ところがぎっちょん、普通に生きてるんだなァ、これが。
次回予告。
主人公が汚ねぇ花火になって終わった対抗戦。
狼と吸血鬼は眠りにつき、姉妹は舞台袖で語り合う。
異邦の剣士と従者は来る帰郷に慰め合い、いつも通りの殺し屋が一人。
それぞれがそれぞれの感傷を懐く安寧の中、獣は牙を剥き出しに吠えた。
迫る幕引きに、因果の糸は、誰の首を括るのか。
次回「ハイスペックシスコンドラゴンVSド変態ロリショタコンシスコン令嬢、ファイッ!!」




