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弾丸

作者: zodd

閲覧ありがとうございます。

少しでも面白いと思って頂けたら幸いです。



俺は賞金稼ぎのガンマン

西部一の賞金稼ぎを目指してこの荒野にやってきた

生まれ故郷じゃ敵はいなかった

俺は他のヤツに比べて早く撃つ事も正確に狙うのも苦手だ。

だが俺には敵はいなかった

何故かって?そう俺はどんな奴よりも相手の思考を先読みして弾丸をかわすことができるからだ。

だから早く抜けなくても早く撃てなくてもどんなヤツにも勝ってきた

そして地元で稼ぎネタがなくなった俺はこの街にやってきた

この街はならず者が多く隠れ蓑にする街で有名だ

なんせ噂じゃここの市長が昔賞金首だったって話だからな

同じような境遇のやつらをかくまっているって話だ

そしてこの町の保安官に話をして色々な賞金首を紹介してもらった

案の定かなりの数の賞金首がこの近くの村や峠に身を隠しているらしい

俺はどんどん奴らを捕まえて行った

思考を読めるからどんな行動や動きをするかも分かるからすぐに居所を割り当てて捕まえることができる。

そして俺は殺しはしない

賞金が下がっちまうからな

生きたまま保安官のとこに連れてけば大儲けだ

そんな日々を過ごし地元の女とも羽目を外してたある日

この街で決闘があるという

市長公認で賞金も出るとくりゃ出ないわけにはいかないだろ?

俺はどんどん上位に上り詰めて行った

そして優勝した

ちょろいもんだぜ!奴らの動きはこっちの手のひらで踊っているようなもんだからな

最後に余興として真っ先にやられたヤツとやってみたらどうだ?って観衆がいうもんだから女の前でいいカッコしたくてやってやった


…次の瞬間俺は地面に倒れていた

脚を撃たれて倒れたらしい

どうしてだ?俺には奴の思考が読めるはずなのに…

そうか…ヤツには裏をかいたり相手を倒そうって思考がなかったんだ

純粋に早く撃つ事だけしか考えなかったから今も先もなかったんだな…


その後俺は銃を手放した

賞金稼ぎでつちかったコネで保安官見習いにしてもらって犯人逮捕にその経験と先読みの力を生かした


こんな時代だからこれからこんな殺しや悪巧みを考えない純粋な奴らを相手にすると考えたらいつか死ぬかもしれないと先読みして俺は先に引退した。


終わり

読んでいただきありがとうございました。また上げる事が御座いましたら宜しくお願い致します。

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