第一章 第二話 初めての仲間
今回から、あとがきで、主人公や仲間のステータス、そのその他諸々を、表示していきたいと思います。(^^)
「えーっと、どうしてここにいるの?」
剣を持ちながら、女の子が俺に聞いてきた。
なんだこの美人は!?すらっとしたした肢体と、真っ白な雪のような肌、優しそうな整った顔。俺の人生で見た女の子の中で一番美人だ!!
ほんのりと顔を赤くしながら俺は言った。
「俺の名前は、レオ アズライトだよ、なんでここに居るかって言われると、話が長くなるから、簡単に説明するとな。」
俺は今までの経緯を簡単に話した。
「あぁ、そういうことね」
「そういうことって、どういうこと?」
「うーん、わからないかもしれないけど、簡単に説明するね。多分この世界は、あなたがいた世界の裏側なんじゃないかなぁ?」
「まぁ確立されたわけじゃないんだけど、この世界にある言い伝えなんだけど、この世界とは違うもう一つの世界があって、この世界で死ぬと、あなたが来た世界に、生まれるらしいよ。」
「でも、その時は、記憶が断片的で前世の記憶を持たない確率が多いんだって、だからあなたの場合だと、すごい希ってことになるね。」
よく分からんが、
これは、ラッキーなのか、アンラッキーなのか、変な場所にきちまったみたいだ。
これは、俺の世界でいう異世界転生ってやつか!?
俺は、ゲームや本を人並み以上に持っていて、その中にはその手の部類も持っていた。
本だと、異世界転生して最強になり、世界を救うとかだよな。
ってことは、俺はこれから勇者にでもなるのか!?
ヒイャッホォーイ
俺の中二病魂がくすぐられるぜぇ
「あのーさっきから、にやけたり、難しそうな顔して、どうしたんですか、レオさん?」
おっと、俺の無様な顔を晒してしまったようだ。
「そういえばあなたの名前は?」
「そうでしたね、私の名前はまだ言っていませんでした。私の名前は、マリア アルトレイです。」
「それで、どうします?ここ私の屋敷の庭園なんですけど。」
あれ?貴族さまの家来ちゃった!?
おいおい、まさか転生した瞬間に牢獄直行ルートじゃないよなぁ!?
「すいません、すいません、ごめんなさい、ここに来ようと思って、ここにきたんじゃないんですぅ。」
俺は土下座しながらそう言った。
「ふふ、えーっと、大丈夫ですよ私がちゃんと言いますので、悪い人じゃないのはわかりますし、そういえば職業とかってありますか?」
笑われてしまったぞ、そんなに惨めだったのか?俺も悲しくなってきたぞ。
「えー、職業ですか?一応木こりなのかな?」
「えーっと、そういうのじゃなくて、この世界では、一人、一人に職業っていうのがあって、例えば商人だったら商才が高かったり、剣士だったら剣の扱いが、得意、みたいな。ちなみに、私は剣士なんですよ!でも、まだまだで、これから頑張るんです。」
見た目からして、そうだと思っていたが、やっぱり剣士だったみたいだ。
「それってどうやったらわかるんですか?自分の職業わかんないんですよね。」
「えーっと、そういうのは、特別な鑑定士っていう占い師さんに見てもらうんです。あ、そうだ!今日、ちょうど占い師さんがこの屋敷に来てるので、見てもらいませんか?」
「でも、俺お金1つも持ってませんよ。」
「大丈夫ですよ、私が持ちますから。でもそのかわり、私と一緒にパーティーを組んで一緒に冒険してくれませんか?」
これは、俺にとってもメリットしかないぞ。だってこんなに美人な人と一緒に冒険をできて、しかも鑑定をしてもらえるなんて、一石二鳥だ。
「本当にいいんですか?もちろんです!冒険も一緒にしたいですし、鑑定していただいてもいいですか?」
「もちろんです。どんな職業であってもあなたと冒険してみたいんです。少しの時間ですが、あなたといると話が弾んでとても楽しいんです。」
これは告白か!?いやさすがにないだろう。そもそも前世の世界では恋愛なんてしたことなかったし、なんて返せばいいんだ!?
それに、さすがに商人とか、村人とかだったりしたら。俺が恥ずかしいぞ!
でも、ここは大抵 勇者 聖騎士 賢者 とかとかの最強な職業が出るはずだ。
それに期待っと
「では、早速ですけど屋敷に行きましょう!」
俺は、広い庭園の中を見渡しながらゆっくりと屋敷へと、向かっていった。
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す、すげー!?俺が住んでいた山小屋30個ぐらい入るんじゃないか!?そんぐらい大きい屋敷だった。
外観は、屋根は赤、壁と柱は真っ白で、きれいに整っていた。しかも、所々に金色の装飾がしてある。
ザ・貴族です
みたいな屋敷だった。
レオ アズライト 職業:???
マリア アルトレイ 職業:剣士