第6話 囁きとCグループ
「広すぎんだろ」
転移先は決闘会場だった。当たり前だ。ただ会場が広すぎたんだ。
広さは………天○一武○会の約10倍はある。
な?広いだろ?
「お待たせしました!!!みなさん!!!」
すげぇ………めっちゃ聞こえる。よく出るなそんな声。
会場の真ん中に立っているお兄さんが声を轟かせると歓声が響き渡る。
どうやら何らかの仕掛けでギルドにいる観客の声が会場まで聞こえるようになっているらしい。
「それでは早速ですが………こちらの方でグループ分けをいたします。いきますよ!!!」
パチンッッ
と綺麗な音を立て指を鳴らす。するといきなり場所が変わる。そこは4つに分かれたフィールドだった。
一つのフィールドに約十人は集まっている。これがグループ分けなのだろう。
「左からA、B、C、Dです。ではもう始めちゃいます。最初はAグループから………始め!!!」
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A、Bの戦いが終わった。寝てたので結果は知らん。じゃあ何故今起きてるか………ちょっとCグループに気になるやつがいたからだ。
続いてはCグループだ。ついでに俺はDグループだ。
「優勝候補がいたA、Bグループに続き、次はCグループ!!!!!!」
オォォォォォ!!!!!!
「さぁ………いきますよ!!!始め!!!」
お兄さんことアイムさんが(さっき名乗ってた)声を上げると一斉に戦闘を開始する。
某大乱闘のゲームみたいに人が吹っ飛んでいる。A、Bグループもこんな感じだった。
雑だと思うがめちゃくちゃ過ぎてまったくもって見えないので許していただきたい。
ただその混沌状態でも一際目立つ存在がいる。俺のように軽装で鉄の剣を使っている。
「多分………あいつが勝つな」
なんか………十九年間の勘が思考の回転を上回った気がする。
結果は予想通りだった。
『予想通りとか………思った?』
「!!!!!!」
不意に耳元に囁かれ咄嗟に後ろを向くが誰もいなかった。恐怖よりも警戒心の方が高かった。
「それでは最後のDグループ移動お願いします」
一様まだ不穏な気持ちは残っていたが、目指すは優勝だ。賞金欲しいからな。
転移門があるのでそこからフィールドへと移動する。転移をするときふわっとするのでちょっと気持ち悪い。
「参加者全員集まりましたね?では予選最後の試合を開始します。では試合開始ぃぃ!!!!!!」
やっぱり大乱闘だ。降りかかってくる攻撃を適当に避ける。
ステータス0なのにどうやって避けてるか?スキルです。
身体強化 チェイン3
使ってます。
「楽々に避けれはするがこんだけ人がいるのは………面倒いな。目立つのは怠いが仕方ない」
そのためには取り敢えずフィールドの中心地に行かねばならない。
敏捷強化 チェイン4
フィールドがめり込むぐらいに足を踏み込み、一気に駆け出す。無駄に広いためガチで行かないと攻撃が当たる。
ステータス0なので攻撃当たれば多分致命傷だ。
え?セコい手段使わないのかって?使用するには口に出すか、頭に浮かばせるかしないと使えないのだ。うんまぁ………使えるには使えるんだが、剣を使うと肩痛くなるから。
「よぉし………着いたぜぃ。んじゃやりますか」
ここまで相手に気づかれなかった事については
気配遮断 チェイン5
使ってました。
なので余裕でした。つーかやっぱバフすげぇ。
周りを見渡すとまだまだ乱戦中というところだ。勝者は一人だけ、そのためには俺以外をフィールド外に出さなきゃならない。
その方法は
打撃強化 チェイン5
衝撃波 チェイン5
衝撃強化 チェイン5
衝撃耐性 チェイン5
バフもる。
んで
拳を耳元まであげそのままフィールドへ叩き付ける。
ドゴォォォォォン!!!!!!!!!
フィールドに亀裂がいるところが崩壊する。それもそうだ、かなりマジでバフかけてガチに殴ったからな。
崩壊とともに瓦礫と爆風が巻き起こる。んでどうなかったかというと
俺以外全員場外。
俺一人だけが立てるフィールドだけ残して全部崩壊していた。
アイムさん固まったまま絶句してらっしゃる。がすぐ我に戻って終了の宣言をする。
「全員場外!!!!!!Dグループ終了!!!!!!」