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Dシリーズ

デュークと女子大生~インタールード【幕間劇】~

作者: 若松ユウ

――さぁ、皆の衆。ここで、今宵の劇に登場する者たちを紹介しよう。

  *

第一の月。

石は、柘榴石(ガーネット)

花は、スイセン、シンビジウム。

札は、希望と吉兆・瞑想・放棄の「星」。

星は、山羊座にして磨羯宮。

人は、シエル・エンリ。赤色(レッド)の瞳を持つ、白髪の王子。

  *

第二の月。

石は、紫水晶(アメシスト)

花は、フリージア、マーガレット。

札は、深慮・忠告を受ける・崩壊の「隠者」。

星は、水瓶座にして宝瓶宮。

人は、楠キサラギ。濃褐色(ブラウン)の瞳を持ち、茶髪まじりの黒髪をした男子。

  *

第三の月。

石は、藍玉(アクアマリン)珊瑚(コーラル)血玉髄(ブラッドストーン)

花は、スイートピー、チューリップ。

札は、英知・慎重・試練・直観の「吊された男」。

星は、魚座にして双魚宮。

人は、櫻井ヤヨイ。濃褐色(ブラウン)の瞳を持つ、黒髪の女子。

  *

第四の月。

石は、金剛石(ダイヤモンド)水晶(クオーツ)

花は、カスミソウ、ミヤコワスレ。

札は、悲嘆・災難・不名誉・転落の「塔」。

星は、牡羊座にして白羊宮。

人は、サーラ・エンリ。青紫色(バイオレット)の瞳を持つ、金髪の王女。

  *

第五の月。

石は、翠玉(エメラルド)翡翠(ジェイド)

花は、カーネーション、スズラン。

札は、平等・正しさ・正当な判決の「正義」。

星は、牡牛座にして金牛宮。

人は、メイ。青色(ブルー)の瞳を持つ、銀髪の少女。

  *

第六の月。

石は、真珠(パール)月長石(ムーンストーン)金緑石(アレキサンドライト)

花は、グラジオラス、バラ。

札は、魅力・愛美の「恋人」。

星は、双子座にして双児宮。

人は、ミナ。緑色(グリーン)の瞳を持つ、ポニーテールに結った赤毛の女児。

  *

第七の月。

石は、紅玉(ルビー)紅玉髄(カーネリアン)

花は、トルコギキョウ、ユリ。

札は、調整・中庸・倹約・管理の「節制」。

星は、蟹座にして巨蟹宮。

人は、フィア。灰色(グレー)の瞳を持つ、銀髪の女子。

  *

第八の月。

石は、橄欖石(ペリドット)紅縞瑪瑙(サードニックス)

花は、アンセリウム、ヒマワリ。

札は、勇気・寛大・名誉の「力」。

星は、獅子座にして獅子宮。

人は、ニッシ・ヘルム。琥珀色(アンバー)の瞳を持つ、赤毛の騎士。

  *

第九の月。

石は、青玉(サファイア)菫青石(アイオライト)

花は、クジャクソウ、リンドウ。

札は、幸運・転機・向上の「運命の輪」。

星は、乙女座にして処女宮。

人は、セプト。淡褐色(ヘーゼル)の瞳を持つ、金髪の少年。

  *

第十の月。

石は、蛋白石(オパール)電気石(トルマリン)紅水晶(ローズクォーツ)

花は、ガーベラ、コスモス。

札は、暴力・激烈・宿命・黒魔術の「悪魔」。

星は、天秤座にして天秤宮。

人は、カンナ。緑色(グリーン)の瞳を持つ、ツインテールに結った赤毛の女児。

  *

第十一の月。

石は、黄玉(トパーズ)黄水晶(シトリン)橙褐玉(ゴールデンサファイア)

花は、キク、ブバリア。

札は、停止・損失・死と再生の「死神」。

星は、蠍座にして天蝎宮。

人は、グレイ・ヌーボ。淡褐色(ヘーゼル)の瞳を持つ、栗毛の学者。

  *

第十二の月。

石は、土耳古石(ターコイズ)風信子石(ブルージルコン)灰簾石(タンザナイト)瑠璃(ラピスラズリ)

花は、カトレヤ、ストレリチア。

札は、援軍・摂理・勝利・復讐の「戦車」。

星は、射手座にして人馬宮。

人は、湊川シワス。濃褐色(ブラウン)の瞳を持つ、黒髪の旅人。

  *

――整合の取れた輪の中に、栗毛で色眼鏡を常用する、蛇遣座のラサル・サビクが加わった。果たして、世界の均衡は、どう変動するのだろうか。それでは、第三幕をお楽しみいただこう。再び幕が下りるまで、ゆめゆめ見逃すべからず。


挿絵(By みてみん)

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