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最悪の事態と俺の音楽(以下省略)





「いってー・・・。すいません。早くどいてくれませんか?」



「む?すまぬ。」



魔王が山田の上から降り、

山田が立ち上がった時、

俺が最も恐れていた、

最悪の事態が・・・現実になった。


誰が想像しただろうか。


俺の音楽(以下省略)が

山田のひざと地面の間にあったことを。


瞬間、俺の時間は止まった。














俺はしばしの間、

呆然とそれに見入っていた。


刹那の時間は俺にとって永遠に等しいほど長く感じられた。


現実を認めることができなかった。


否、認めたくなかった。


そこにあったその姿は

幸せの時間をもたらしてくれたその姿は

かつて俺が小躍りしながら喜んだその姿は

ものの見事に・・・砕けていたのだから。


立ち上がり、その光景に山田が気づいた。



「あ、やっべ。壊れちった。」



その言葉は

不幸なことに俺の耳へと入ってきた。


俺は目の前の現実の凄惨さに

目をそらすことも

耳をふさぐこともかなわなかったのだ。


そして、俺は・・・俺の頭は理解する。


俺の音楽(以下省略)は・・・壊れてしまったのだと。



「あ・・・ああ・・・あああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!」












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