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山田登場と感じるデジャヴ




「あれー。どこだここ?」



魔王が召喚したのは

友達の山田だった。



「フハーハッハッハ!!!どうだ!!俺様も召喚に成功成功したぞおおおおお!!」



「なっ・・・なんだとお?!」



さっきと立場が逆転し、

今度は魔王がガッツポーズで天を仰ぎながら絶叫し、

かなり大げさなリアクションで勇者が驚いている。



「あ、ヒロじゃん。何してんだ?こんなとこで。」



今更だが、俺の名前は鈴木裕信だ。


そしてあいつは山田太郎。


誰だ?ありきたりって言ったやつ。


ある意味奇跡の組み合わせだろ。(山田のことです。)


山田は俺の方に走ってこようとしてくる。


そのすぐ前には俺の音楽再生機器(破損)がっ!!



「山田!!足元!!」



「お?」



間一髪。


山田は俺の音楽(以下省略)ぎりぎり手前で足を止めた。



「あっぶねー。なんでこんなところに機械が?」



山田がそれを拾い上げる。


よかった。これでもうこれ以上壊れる心配は・・・



「さぁ!!早いとこそこの勇者をやっつけてくれ!!」



魔王はさわやかな顔で勇者を指差し、

山田に命令した。


あれ?なんだろう。


デジャヴを感じる。



「ええ?!なんで勇者を倒さなきゃいけねーの?」



もちろん山田は応じなかった。


それはそうだ。


いきなり魔王に勇者を倒せなんて命令されても、

魔王の手下になった覚えがないもんな。



「そんなこと言わずにやってくれ!!今勇者を倒せるのは君しかいないんだ!!」



魔王はぐいぐいと山田の背中を勇者の方へと押していく。



「えー。やだよ。だって俺、悪役やりたくねーもん。」



「そんなこと言わないで!!魔王もいいもんだぞ!!」



あれ?さっき俺もこんなやり取りしなかったか?


勇者と。


魔王は山田の背中をぐいぐい押す手を一瞬引き、

そして一気に、



「ぬおっ!!」



服の裾を踏みずっこけた。



「うわっ!!」



最初の衝撃で山田は俺の音楽(以下省略)を手元からおとし、

それは地面へと叩きつけられた。


(この時点で俺は胸を引き裂かれる思いだった。)


そこまでなら、

さらにダメージを負ったものの、

まだ音楽を聴くことも動画を再生することもできた。


次の衝撃で

山田は俺の音楽(以下省略)上に倒れ、

魔王がその上から勢いよく乗っかってしまった。(こけてしまった流れで)


ここまでなら、

お腹の部分ならきっとアレは無傷だろう。


だが、運命のいたずらか、神の仕業か。




メキョリ




不吉な音があたりに響き渡ったのである。













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