22.今後の予定
swearの1周年配信でした告知は視聴者が盛り上がる結果になった。
まずofficial shopで販売を開始したグッズは想定を超える数が売れ在庫が無くなっている。
メンバーシップの方も公式チャンネルだけでも2万人も入ってくれている。
ゲーム大会の募集もまだ締め切りまで1週間あるが22チームを超えており抽選で決めることが確定した。
中にはNexusと戦いたいというプロゲーマーグループがいるそうだ。
そして各々個人の周年配信ではNoxlunarisのみんなは初のソロ曲の発表とswearの周年配信で新衣装を着られていなかったメンバーのお披露目もしていた。
SNSでエゴサするとたくさんのファンが喜んでいるのを見れてここ半年くらいが人生で1番、忙しかったけど用意してよかったと思えた。
1年が経ったということでとりあえずやらないといけないことが何個かある。
1つ目はマネージャーと事務を雇う。
今回で分かったがやはり1人では限界がある。事務を雇っているとはいえこれからのことを考えたら人数を増やさないと無理だ。
2つ目は新しい新人を入れる。
会社を大きくするならタレントも増やしていかないといけない。
3つ目は新しい事務所やスタジオを作ること。
これは急ぎではないが今は収録のたびにスタジオを借りている状態なので会社のスタジオが欲しいし今はまだ2D配信ばかりだがこれからは3D配信を取り入れていかないとVtuber業界で遅れをとってしまうので作らないといけない。
ただこれらを作るのに前世の大型事務所は30億くらいかかったそうだがなんとかなる金額だ。
やれることからやっていこうということでさっそく京凛のチャンネルで告知する。
「それでは今日の配信を終わる前にお知らせです。新しく募集をしたいと思います!」
[何の募集?]
[もしかして新人いれるんですか!?]
「そうです!新人を募集します!1期生が入ってから1年経つので2期生を募集します!」
[2期生!]
[ついに俺の出番か]
「2期生も15人募集します。1グループはテーマを決めています。今回は女性Vtuberのバンドグループを作ります。このグループは5人です。」
[バンド!?]
[流行りだよね]
コメントにもあったが昨今、バンド系のゲームやアニメなどが流行っているが前世でVtuberがバンドを組んでいるのを見たことがなかったから作りたい。
「あと10人は多彩な人や面白い人を入れたいので応募してきてください。」
[俺やな]
[応募します!]
「あとはマネージャーや事務作業、企画、営業など会社の裏方業務の募集をします!」
[こっちでもいいな]
[働きたい!]
「1周年記念の準備で人手不足を感じたのとこれからこの事務所は大きくなるので人員が欲しいと思って募集をします」
[たくさん告知用意してたもんね]
[1年で一気に成長したよね]
「僕の会社は勢いがありアットホームでやりがいもあるので応募してくれるとありがたいです」
[ブラック企業の求人票みたいなこと言ってて草]
[それはブラック企業では?w]
「冗談はさておき福利厚生とかもきちんとしてますし応募リンクに求人票も貼っとくので見てから応募してください」
[草]
[草]
「それでは今日の配信を終わります」
これで募集の方は良しと。
スタジオの方はこのまま必要な時に借りて目標としては3周年か4周年記念までに完成出来るように今から少しずつ進めていこう。
今日は事務所でグッズの発注などの事務仕事をしている。
「疲れた〜」
「お疲れですね」
声をかけてきたのは事務仕事をしてくれている社員で名前は相澤さんだ。
年も結構若くまだ24歳だ。
「まぁ好きでやっていることだからいいんだけどね」
「見てれば分かりますよ」
「そう?」
「仕事ってひと段落つきました?今から休憩行きません?」
この人は俺が仕事に没頭しやすいことに気づいてくれてからよく休憩に誘ってくれるので仲良くなった。
「いいね!カフェ行こうよ。奢るよ」
「いつもありがとうございます」
「いいよいいよ、いつも良いタイミングで休憩誘ってくれるのありがたいし」
事務所近くのカフェに来た。
「そういえば裏方の募集を開始したんだけど面接の時に面接官をやってくれない?」
「私でいいんですか?」
「じゃなきゃお願いしてないよ。それに僕より事務の仕事は相澤さんの方が詳しいから良い人選んできてよ。」
相澤さんにお願いするのは普段から周りを見て行動しているからその観察眼に任せたいのだ。
「分かりました。任せてください。」
「頼んだ。あと他に一緒に面接官やりたい人っている?」
「須藤さんがいいと思います。」
須藤さんとはこの事務をまとめている立場の人だ。
「やっぱりあの人しかいないよね」
「如月さん、まだ苦手意識あるんですか?」
「うーん、なんかね。悪い人ではないんだけどね」
須藤さんは前世で勤めていた会社の上司に似ているせいか苦手意識がある。
「じゃあ相澤さん、須藤さんに面接官のこと伝えておいて」
「それくらい自分で伝えてくださいよ。まぁ分かりました。」
「ありがとう」
それから相澤さんと雑談をして事務所に戻った。
「あ、帰ってきた!」
事務所に戻るとNoxlunarisのみんなが居た。
「旅行から帰ってきてたんだ」
「こっち着いてから直接、事務所来たんだー」
一昨日から和歌山に旅行に行っていたんだが帰ってきていたようだ。
「和歌山どうでした?楽しかったですか?」
【楽しかった(よ)(です)】
「温泉も良かったし食事も美味しいし観光地も良かった!」
「白良浜の砂浜、綺麗でしたね」
「夢を壊すようで悪いけど白良浜の砂ってオーストラリア産だよ」
「え!?」
「砂を輸入なんてことあるんですか?」
「あるみたいだね」
俺も初めて聞いた時はビックリしたものだ。
「そういえば市場よかったよねー」
「市場で買ったものでバーベキュー出来るなんて最高だったね」
「美礼ちゃんたら美味しそうなものを見つけるとすぐ買っちゃうから食べ切るの大変でしたけどね」
凛音は思い出して苦笑いしている。
「まぁ美味しかったからいいじゃん!」
「それにホテルも良かったよね」
「あの海が見える足湯は眺め良かったし写真映えもしたね」
「そうだね。如月さんこの写真見てください。」
涼葉が見せてくれたのはそのホテルの足湯にみんなが座ってバックには海の写真だった。
「おーいいね!」
「和歌山のこと知らなかったので今まで行かなかったけど行ってみるとすごい良いところだったね」
「如月さんが事前にどこ行ったらいいか教えてくれたおかげもありますね」
「役に立ったならよかったよ」
「旅行に行かせてくれてありがとうございます」
話を聞いて相当楽しんだみたいで良かった。これならまた行って欲しいな。
「そういえば今日、事務所に来たのはお土産を届けに来たんです」
「ぜひ事務所の皆さんで食べてください」
「ありがとうございます」
翠が相澤さんにお土産を渡した。
「これは如月さんの分です」
「ありがとう」
中身を見るとかげろうやみかんゼリーが入っていた。
「それでは帰りますね」
「みんなしっかり休むんだよー」
Noxlunarisのみんなは帰って行った。
相澤さんは須藤さんに面接官の件を話に行き、無事やってくれるそうだ。
これで面接官も決まったのであと応募を待つだけになった。




