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First therapy……片腕と耳の取れたテディベア……その1

 この日私は、この仕事だけではほぼ収入がないので、知人のウェディングプランナーに頼まれ、ウェルカムベアとウェイトベアを作っていた。


 ウェルカムベアは、受付に新郎新婦が前撮り写真を飾ったりするウェルカムボードが置かれるが、受付に置かれるテディベア。

 大きさは20〜30cm位で、羽織袴に白無垢を着たものか、ウェディングドレスと純白のスーツのパターンがある。

 キットが売っており、ワタだけ別売りで購入できる。


 そして、リングピローにテディベアが付いているものもある。

 こちらはベアは小さめ。


 地方は花嫁さんは白無垢しろむく色打掛いろうちかけ、ウェディングドレスに、カクテルドレスと衣装を変えることが多い。

 花婿さんは羽織袴に純白のスーツ、そして最後に色付きの上着にと着替えるので、花嫁も花婿も席についている時間はない。

 その為、席を離れている間にその席を守るのがウェイトベア。

 このベアは体長約50cmと赤ちゃんサイズであり、今はワタだけが多いが、本来はグラスペレットと言う重みのある小さなつぶつぶを新しいストッキングなどに詰めて、新郎新婦の生まれた時の体重分両手両足、お腹に詰める。

 そして、結婚式の最後に両親に花束と共にベアを贈るのだ。

 新婦の手紙の後の為、皆涙を浮かべるか、スマホなどで写真を撮りまくるシーンである。


 しかし、最後のお涙頂戴シーンだが、テディベアのその後は無残なことも多い。

 当然、赤ちゃんだった新郎新婦の重さのベアである。

 平均でも約3000gの重さを受け取るのは良いが、その後はどうなるか……。


 今回のベアがそうだったことを話そう。

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