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刈り上げは夕焼けに染まる

中学時代、俺が馬鹿にされてた原因の1つ

刈り上げで男色家のラオキが立っていた

こいつに付きまとわれてたから俺は事実ではないのに男色家扱いされていたのだ

だから高校はこいつのいない高校を選んだ、なのに何故こいつがここに!?


「転入してきたんやてー!俺を置いて別の高校行くなんてヒドイやーん!」


転入?二週間で?やめてくれ!ふざけるな!

頼むから死んでくれ


「それにしてもコーぺーは相変わらずやーん!

暴力がダメ?そんな常識人ぶっても先輩に詰め寄られても悪くないからとその場を凌ぐ為の謝る素振りすらしんコーぺーは常識的と呼ぶにはオカシイし

それなのに自分が異常者であっても火の粉を散らす為の暴力を振るう力がないからアウトローにはなれないだけなのに常識人ぶって負け惜しみを語る常識人にもアウトローにも成りきれへんコーぺーはあの先輩達を卑下するほど大した人間やないやーん!だいたいなんであの先輩達に絡まれたかコーぺーはちゃんと理解しとんの?」


なんだこいつは

殺意が沸く

「そんなん 新入生の俺がパーマあてとるのが気に食わんかったんやろ?」

俺は答えた、そう俺は目立ちすぎたのだ


「やっぱりそう思ってたんやー!パーマあてとるなんて些細なことやーん!

髪を染めてる人 制服を着崩している人 太った人 痩せた人 老けた人 馬鹿そう 賢そう 美人 不細工 この学校の中だけでもありとあらゆる人がおってそんな中でパーマを当ててるくらいでコーぺーがリンチにあったと思うなんてほんとにコーぺーは自意識過剰やーん!

どんな見た目をしてても結局は絡まれる奴やから絡まれたんやしムカつく奴やから殴られただけなのに自分の非を考えようともしないコーぺーは相も変わらずコーぺーやーん!」


そう言ってラオキは笑って見せた


こいつは本当に殺されたいのか

暴力反対の信念をいまなら崩してもいいと思った


「でも俺は勘違いでも一応自分を持ってるコーぺーは嫌いやないんやてー!

俺の作った部活で一緒に精神を叩き上げへーん?」


何を言っとるんだこいつは


急に眠くなってきた、

ストレスによる負荷か

先輩達のリンチのダメージか


その両方か



ダメだ、寝てしまう、


なんだ


あいつの手に持っているスプレーは、


睡眠、導入、スプ・・・・レー・・・?



「おやすみコーぺー、目覚めた時、コーヘーは生まれ変わる第一歩をきっと踏み出しとるんやて」


ラオキの気持ち悪く優しい声と共に


俺は意識を失った


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