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見切り発車シリーズ

薄れゆくあなたにもう一度

掲載日:2018/11/29

たとえあなたが私を忘れても、私はあなたを覚えてる。

あなたが自分をわからなくても、私があなたに伝えるよ。

今はそんなこと言えないけど、不安そうなあなたをみてるから、

「ごめんね」何て言わないで、「ありがとう」って言って欲しい。

苦しいのはわかってる、だから我慢しないでいいよ。

あなたは強がりだから、見せないとは思うけど、

頼って欲しいんだよ?


たとえあなたに残された、時間が少なくても、

私があなたを暖める。だからせめて諦めないで。

どんどん薄れ行くあなたの意識、さらさらこぼれ落ち行く楽しい記憶。

なんだか軽くなったみたい。少し小さくなったみたい。

見上げるほどあったあなたの顔が、もう目の前に落ちている。

キラキラ輝いていたあなたの瞳、今は曇ってどこを見ているの?

私はここにいるのに、ちゃんと目の前に立っているのに、

あなたはもう私を見ない。あなたから私は消えたのね。


あなたが目を開けなくなって、あなたが箱に閉じ込められて、

今目の前で空に昇って、いつか小さくなって戻ってくる。

私もそろそろ限界そうで、もうすぐあなたに再会できそう。

そのときあなたは、分かってくれる?

もう一度私の名前呼んでくれる?あの優しい声でもう一度、

「・・・」って私のことを、もうダメみたい。

自分の名前もわからない。誰かが私を呼んでいる。


また会おうね。

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