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極悪転生  作者: 六恵那清
1/7

〜悪の種はチートで花開く〜#1

#0の続き、となっています。ですがこの話から入ったとしても十分理解できるようになっています。

誰もこない橋の下、加羅洲銀太(カラス ギンタ)は3人の不良少年から暴行を受けていた。

3人の不良少年たちが銀太をプロレスごっこと称して関節技をかけたり、ラリアットを喰らわせることはよくあるのだがーーーーー今回はそれぞれが獲物を持ち、本気で殴りつけているようだった。

「おい、銀太!よくもチクってくれたなァ!」

金髪の少年が甲高い声で叫んだ。彼は自分たちの悪事が告げ口されたことを銀太のせいだと決めつけ、暴行しているようだ。

「違う…僕はなにも言ってない…」

「うるせえ!!」

銀太の言葉を聞かず、バットを銀太の太ももに振り下ろした。鈍痛が銀太の全身に伝わる。枯れたと思っていた涙が再びぶわっと目からあふれ出した。

「言い訳するんじゃねえ!」

殴られた太ももを押さえる間も無く、金髪の少年のストンピングが銀太を襲った。

「おい、それくらいでやめないと骨とか折れちゃうぜ?」

「そうだぜ、あまりポリの厄介になりたくねえ」

金髪の少年の仲間たちが制止に向かう。しかし、彼は「ここでやめたらアイツはつけあがるぜ」などと言い、聞こうとしない。

「でもよ、コイツガチで殺したら俺らの人生終わるぜ」

「あとは次のオゴリ負担でいいんじゃね?」

『殺したら人生終わる』その言葉を聞いたことでようやく彼の気が揺らいだ。

「おい、銀太。このぐらいにしといてやる。次会うまでに1万円もってこい。分かったらーーーーーびぃっ!?」

その時だ。突然金髪の少年に電撃めいた刺激が走った。彼は白目を剥き、バットを上段に構えた。

「お、おい!なにしてんだ!やめろ!!」

「頭はマズイって!ガチで死んじまう!!!」

二人の制止も聞かず、金髪の少年は剥いた白目で銀太を見下ろし、睨む。

「やめて!やめて!!やめて!!!」

銀太の制止も虚しく、バットは銀太の頭に振り下ろされた。

#2は週末投稿となっています。よろしくお願いします。

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