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亡国からの冒険者(無)  作者: 圭作
2章 再会
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突然ですが…

もう少し色々練っていずれは上げ直したいので勝手ながら休載します。

読んで頂いたのに申し訳ありませんでした。

もしよければ別作を上げましたので読んで頂けると幸いです。

 海賊のアジトを抜け、俺は女海賊のふにゃふにゃとしたあの感触を思い出していると…あっという間に獣人の治める国サンダースその南端にあるトルトゥガーに到着した。


 幼い頃来たことがあるのだがここはもう知らない町になっていた。


 さらに行きかう人をを見てみると…

 やはり獣人が多いが人や中にはエルフやドワーフも行き交っているみたいだ。

 獣人といっても亜種や特殊以外は犬耳にもふもふな尻尾がある位なので…

 俺は全然ありだし色々楽しみなのだ。


 「しっかし、ディステネとは大違いだな」

 「ティヒヒ、本当だよね」

 「もうティプルは食べ飽きたしな」

 「肉料理が有名みたいだよ」


 そんな町の姿とまだ見ぬ肉料理に心を躍らせていると

 船長さんが頑丈な手錠と足枷をつけられた海賊を連れてやって来た。


 「兄ちゃん達、さっきは助かったぜ!こいつは警備所に連れて行けば懸賞金が貰えるから後は任せてもいいか?」

 「分かったよ!警備所はどこにあるんだ?」


 船長は指差しながら丁寧に教えてくれその場所へと向かうと

 目の前には兵士が立っており早速引き渡すため声を掛けた。


 「警備所ってここでいいのか?」

 「はい、どうされました?」

 「こいつには懸賞金がかかってるって聞いたんだが」


 海賊を差し出すと…それを見定め


 「おそらく間違いないでしょう、もう少し掛かりますが、規則なので冒険者カードを見せてもらえますか?」

 「え?」


 聞いてないよ!とばかりに思わずリナルドの方を振り返ると

 知らなかったとばかりに首を横に振るう。


 「あの…冒険者じゃないんだけど…」


 言いにくそうに伝えると、一瞬、「え?」って顔をしたもののどうするか考えだし、しばらくすると答えが出たのか提案してきた


 「規則ですので、冒険者カードの提示がない方には懸賞金はお支払い出来ないのですが…紹介状を書きますので先にそちらで冒険者手続きをして頂いて、これを持って後日いらしてくれませんか?」


 チラッと振り返るとリナルドも今度は頷いていたし

 なってみることにするか!それに懸賞金が入れば


 ムフフフ…

 下品な笑みを浮かべ答えた。


 「分かったよ!色々ありがとな!」

 「いえ、仕事ですので!」ビシッ


 最後に冒険者ギルドの場所まで丁寧に教えてくれ

 この町って良いところなんだろうなぁなんて話しながら俺達は向かった。


 そこに着くと、酒場のような賑やかな雰囲気で、実際中に入ってみるとカウンターがあり顔を赤くしながら大声で笑い話をしている人や、チビチビ1人でやってる人まで様々だった。


 (後は可愛い女の子でもいれば)


 と思って受付に来てみると…

 どこか適当そうなお姉さんだった。

 何となく反応に困るお姉さんだったので

 とりあえず紹介状を手渡し話しかけた


 「冒険者になりに来たんだけど、これが警備所からの紹介状だ」

 「はいはい、これですね〜、おー、おほほ、いきなり噂の海賊を〜、では、こちらの書類に記載をお願いしまーす」


 「お前はどうするか?」

 「僕はいいやー」


 あまり興味がなさそうに答えたので俺だけ登録する事にし

 差し出された紙を見てみると…

 名と、聖痕有り無しか、出身国を書くだけの簡単な物だったのでスラスラと書き手渡した。


 「ほぅほぅ…あの…その、うーん、いっか!では、こちらをお受け取りください。」

 「悩んでたみたいだけど、どこか間違ってたか?」

 「いえ、出身国がその、もう滅んだ国でしたので、その、でも出身国は重要な項目じゃないって先輩が言ってたので、おっけーにしちゃいました!」


 しまった!何も考えずに書いてしまった…と後悔しながらカードを見てみるとしっかりと王国名が入っていたのだ。

 でもなんかだか少しだけ嬉しかった。

 そんな風にカード眺めていると、手慣れた様子で冒険者の説明をしてくれた


 「そもそも冒険者はダンジョン対策で作られた制度ですが、今は簡単な村からの依頼や、懸賞稼ぎなんかも出来ちゃう、そう!何でも屋なのです!!し、か、も、冒険者さんの実力に応じてランクが振り分けられるのですが、なんと、なんと!ランクに応じて各国から特典までついてきちゃう、そう!一度高ランクまで、い、け、ば、寝てても美味しいそんな職業なのです!!はぁはぁ…」


 勢いよくノリノリで説明され、若干引き気味に冷めた目で眺めていると…

 我に返ったのか、特典などについてもドヤ顔で説明してくれた。


 「ゴホンッ、えー、各国が優秀な冒険者を囲いたいというのには理由がありまして、ダンジョンは最上階を守護するいわゆるボスを倒しますと消えちゃうんですよ、もうそら綺麗サッパリと!で、す、か、ら、特典も豪華になっちゃう訳ですよ、因みにランクはF〜Sまであり、確かAで西大陸だと大魔法国立研究所の資料なども閲覧出来たり、この獣人の国サンダースではなんと、なんと、なんと

!夢の一夫多妻又は一妻多夫!もうあんな事やこんな事が、やり放題!やり放題なのです!はぁはぁ…はぁはぁ…」


 また息を荒げているお姉さんは放っておいて、特典を聞いてリナルドがスッと受付に近寄って来て珍しくテンション高く質問した。


 「あの、魔法研究所には1人でもAランクの冒険者がいれば入れるのかい!?」

 「Aランク以上の方自体少ないので、お仲間でしたら可能です!!」

 「ティヒヒ、ガト兄!Aランクになろう!すぐ目指そう!!」


 (おい、試練はどうした……)


 なんて心の中でツッコミをいれつつ、その後一通りの説明を受け終わっても目を輝かせ続けている魔法オタクを連れて冒険者ギルドを後にした。



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