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たまたま見つけた俺の黒歴史ノートに、とんでもない話が書かれていた件。  作者: TNネイント
「†聖なる書†Ⅰ 勇者ドウコウの伝説の始まり」編
7/66

村人からの反応は

 ドウコウは村人の家を出る。

 すると、村人の集団が取り囲んできた。

 「お前、本当に勇者なのか?」

 「人の家に入り込んで、恥ずかしく無いとは思わないの!?」

 罵声(ばせい)怒号(どごう)が飛び交う。

 それでも黙秘を続けるドウコウ。


 そんな中、ある一人が弁明に入った。

 「落ち着こう、落ち着こうよ……」




 ――――――――――




 ノートの5ページは、ここまでしか書かれていない。

 しかし、その次のページには弁明している人物と思われるキャラクターのイラストが。

 挿絵のようなものだったのだろうか。


 茶色の長い髪、左手に古そうな杖、異様に大きく描かれた胸。

 服装から、魔法使いかシスターという設定なのか?

 その割には軽装な気もするが。

 顔や体の線は、今の自分から見ればガタガタだ。

 目は異様に大きく描かれており、ガタガタな線も相まって気持ち悪い。


 そして、そのキャラクターの絵の周りには、「神を信じし魔法使い」という二つ名らしきもの、

「火」「水」「助」という適当すぎる魔法の名前とその発動コマンド、

「攻撃」「防御」といったステータス、

「悪は、神の業火に焼き払われよ」という痛々しいセリフが書かれていた。

 キャラクター名も、二つ名の下にデカデカと書かれている。

「テヌキーニョス」という名前だった。

 なんというネーミングセンスだ―――――。

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