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そして挟まる紹介ページ

 これの次のページは、ナイの紹介ページになっていた。

 イラストはカンスケやリミと比べて小さく、耳が少し尖っているように描かれてある。

 作風からして、描いたのは当時の俺だと思われる。

 胸も小さめに見えるが、なぜか見えてはいけないアレの影らしきものが。

 しかし、目や鼻もちゃんと描かれている。

 髪はマゼンタ色の長髪。

 どうやってこの色を出したのかは覚えていない。

 服は花びらを1枚1枚繋ぎ合わせたような模様をしたワンピースで、羽は先端の柔らかい菱形のような形。


 ただし、服については胸とその周辺の部分だけが描かれていない。

 花びら1枚1枚を描くのを諦めたからだった気がするが、それならなぜ胸の辺りにアレを描いたのかは分からない。

 長い作業の末に頭の中が壊れ、胸だけが露出するようなデザインに変えたからなのかもしれない。

 そのようなものは、表現がアレで年齢制限まで行ってるような作品に登場するキャラクターの服装のそれでも少ないだろう。

 変態という側面もあったというのか、当時の俺には?

 しかし、上半身の一部が白い生地という解釈もできなくもない。

 微妙な所だ。


 左腰には、ナイフらしき刃物を収める鞘らしきものも見える。

 彼女の右側には、なぜかドラゴンの子供のような生き物の絵も。

 その生き物は、リンゴに近い果物を食べている様子が描かれていた。

 そもそも、最初に登場した時は生き物自体がいなかった気がするが。


 このキャラクター紹介でも、イラストが真ん中でその周囲に名前や説明が書かれている構図である事には変わりはない。

 技と魔法については名前が書かれていなくて適当なコマンドだけがる事から、戦闘には参加しないキャラクターとして考えたのかもしれない。

 そういえば、「Ⅰ」のテキトーネも戦闘にはあまり関わっていなかったか。

 肩書きは「頼れる竜飼い精」で、名前はその下にでかでかと書かれてある。

 どうやって飼い慣らしたとか、餌はどうしているのかを当時の俺に問いたい。

 他にも、タイムスリップができたら絶対に聞いていただろう事は一杯あるのだが。

 決め台詞は「従事します、カンスケさんの言うことなら」。

 明らかに決め台詞には見えないのだが。


 この次のページには、魔物退治の後の話が書かれている。


 ――――――――――

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