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カウタ村
カンスケ達は1時間ほど歩き、カウタ村へとたどり着く。
花畑が綺麗で、家は木造のものが多い。
そんな田舎のような村でも、魔物に悩みを抱える住民はいる。
「この辺りに、魔物とかはいますか?」
カンスケは、住民に魔物の事を聞く。
しばらく聞いていると、リミはカンスケの前に立ち、魔物の方に指を指した。
「……あそこ」
「ん……? アレか?」
それは、緑色の肌をした魔物だった。
人間の右手に相当する部分には、棍棒のようなもの。
これが武器なのかもしれない。
「……ゴキは私が」
「それはあの魔物の名前なのか?」
カンスケがリミに質問すると、リミは首を少しだけ上下に振る。
「リミ一人じゃ駄目かもしれない。 だから、僕がやる」
そう言ったカンスケは、ゴキに向かって走り出す。
「……援」
リミの唱えた魔法で、カンスケの攻撃は強くなる。
そして右手の剣を振り、ゴキを斬る。
ゴキは15Meを落として倒れる。
「この調子で行くか……」
「……うん」
「まだまだ魔物はいるようなので、まだ安心は出来ません」




