そして入る挿絵の連続
なんで主人公の名前が俺の下の名前なんだよ?
と言いたい所だが、中学2年生の俺が書いた作品だという事は何回も書いただろう。
そんな時、あるものが俺の視線に飛び込んで来る。
そう、Ⅰにもあった異様に多い「挿絵」である。
カンスケの誕生から、フンダララ2世に勇者としての使命を与えられるまでが、2ページに渡って描かれている。
挿絵には本来の台詞の横に別の台詞のような文章も書かれてあるが、一つ一つが痛々しい上に邪魔だ。
その次のページに、カンスケの紹介がある。
真ん中に、キャラクターのイラスト。
顔は異様に凛々しく、髪型は金髪で一部が尖っているショートカット。
目の色は赤。
キャラクター紹介文は、そのイラストの右側にある。
鎧もそうだが、どこかで見覚えがあるようにも見える。
絵のクオリティは、前作の初期と比べて遥かに良くなっているようだ。
肩書きは「伝説を起こした者の子」。
技名は前作のドウコウと同じだが、前後に「†」という記号がある。
これはタイトルにも使われているものなのだが。
この次のページには、小説の続きが書かれてある。
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