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ドウコウの血を継ぎし勇者、誕生
その魔王復活の報をカンスケが聞いたのは、2週間後だった。
カンスケは、ランダム国王に呼び出される。
そして、ホニャララ城の王の待ち構える部屋。
国王・フンダララ2世は、カンスケにある使命を与える。
「お前は、ドウコウの息子だったな」
「……はい」
「お前には、使命がある」
「復活した魔王を、僕の手で倒す事ですか?」
「分かっていたか。 ならば、話が早いな」
フンダララ2世は、カンスケに赤色の鎧や兜、太く長い剣を与え、こう言った。
「蘇った魔王を、お前の力で打ち破れ」
「……分かりました」
こうして、ドウコウ伝説第二章・カンスケの伝説が始まった――――――。




