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ぶつかり合う魔法
「貴方がやったのよね? なら、動機くらい言えるはずよ!」
「それほど知りたいのか……。 やむを得ん!」
タラタラは自分の仲間の一人を呼び出す。
「キイと戦い、勝利してみせよ!」
「どういうことなの……?」
キイとの戦闘に勝利すると教えて貰えるという。
しかし、テヌキーニョスは戸惑っている。
「勝負!」
キイはそう言って、右手で戸惑うテヌキーニョスを指差す。
「えっ、魔法使い同士……?」
相手とされるとこれ以上無いほどの戸惑いを見せ、謎の汗も流れ始める。
そして、戦闘は始まった。
「私だって……魔法使いだから!」
キイはそう言って、十字の形をした剣を相手の方へと向ける。
「まっ、負けない!」
テヌキーニョスは焦りつつ、自らが握る杖を相手の方へと向ける。




