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2人の男、2つの意思
このイラストの連続を乗り越えると、先程の小説の続きが書かれている。
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ある山のふもと。
ここにタラタラ一行がいた。
どうやら、身体を鍛えるらしい。
タラタラがこう言うと、その仲間達は―――――。
「あの野郎を殺すには、自分の身体を鍛えるしかあるまい」
「死なない程度にねー」
「……馬鹿だろ」
「逆に殺されても、知らないんだから」
「一人でやってた方が……」
しかし、タラタラは自分がこれからやることを仲間達に強要させる。
「我だけが強くては、野郎を殺せない……。 お前らも鍛えてもらうぞ」
その後、タラタラ達は山を登り始めた。
ドウコウという宿敵を倒すために。
そのドウコウはというと―――――
「もう、この町に用は無いな。 行くぞ!」
次の人里に向かって旅をし始めた。
「……ところで、魔王城は?」
「北に歩いていると塔があって、その下に町があるみたいです」
「そこか……」
「さっさとしなさい!」
「行こうぜ!」
「行こう?」
「……そうだな!」
敵対する2人の冒険者とその仲間達は、自分達の目的を果たすために動き出す。




