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たまたま見つけた俺の黒歴史ノートに、とんでもない話が書かれていた件。  作者: TNネイント
「†聖なる書†Ⅰ 勇者ドウコウの伝説の始まり」編
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初のタラタラ戦

 ドウコウ達が市街地に来るやいなや、早速4人と1体の男女の集団が立ちはだかる。

「貴様が、フンダララ国王に使命を与えられし勇者か……」

「お前、タラタラか?」

 お互いに、装備の色等が正反対の自分の姿を見ては話をするドウコウとタラタラ。

「似てるなぁ……」

「タラタラだって、負けてはいないんだから!」

「やってみないと、分からないような気がします」

「なんだこいつら、兄弟か何かか?」

 二人を見た仲間たちの反応はバラバラだ。

「そうだ。 勇者とは、勇気ある者だけが名乗ることができると聞いている……その勇気とやらを、見せて貰おうか!」

「望むところだ!」


 騎士と勇者―――――

 正反対の2人が対峙する。

「負けるんじゃないぞー」

「頑張れ!」

 仲間によって、軽いムードが生み出される。

「はあああああ!」

「うおおおおお!」

 叫び声と共に、剣を構えて前にいるそれぞれの(ライバル)に向かって走り出す。

 剣のぶつかり合う音が鳴り響く。

 この状況を打開しようと、2人はそれぞれ得意な技・魔法を繰り出す。


「黒は、世界を覆う……。 闇の黒炎ダークネスブラックファイア!」

「勇気は、漆黒を灯す! 剣技! ニゲロォォォォ!!」

 周囲を覆い尽くすような剣の波動と、囲い込むような漆黒の火柱が衝突する。

 仲間たちが巻き添えになり、1mほど吹き飛ばされる。

 装備が傷だらけの2人は、それぞれ自分の正面を向かい合い、こう話す。

「やるな……」

「こんな所で、倒れるわけが無いだろ」

 最後にドウコウとタラタラは、それぞれの相手にこう言い残し、互いに後ろを向いて歩いた。 

「今日はここまでにしてやろう……。 また姿を見ようものなら殺してやる」

「上等だ。 俺はお前には負けたくないからな」

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