誘惑の罠
しかし、その作戦は誤算だった。
「えっ、ここも行き止まり?」
そう、正しいルートが分からなくなるのだ。
さらに、現れた敵に攻撃される事も多く、誤算と言われざるを得ない結果に終わった。
その後、なんとか出口を見つけるも、300体程の敵を倒さないといけなくなった。
肌の露出で誘惑する人外の敵。
ここでドウコウは、ある技を発動する。
「奥義、テッタイ! はあああああ!」
剣によって生み出される波動の弾幕が展開される。
「空は……敵を切る!」
これが見事に決まるが、それでも敵は湧いて出てくる。
「間違いだったじゃねえか!」
ジャマクセーノは怒りながら剣で敵を斬る。
その大剣は、一振りで4体程の敵を斬った。
悲鳴らしき声の中でも、剣での攻撃を止めない。
しかし、迷路の敵はまだまだ出てくる。
ここで、技を発動する。
「うおおおお! 業火と激流の双剣舞!」
燃え盛る炎と、激しく流れる水。
この2つをまとった剣を頭上に重なりあうようにかざすと、燃え盛る激流が放たれる。。
この激流の温度は、800度を大きく超える。
それが、敵の集団に襲い掛かってくる。
技を発動させたあと、敵の叫び声が鳴り響いた。
「……行こうか」
それらを気にせず、ドウコウ達は最深部に向かって進む。




