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たまたま見つけた俺の黒歴史ノートに、とんでもない話が書かれていた件。  作者: TNネイント
「†聖なる書†Ⅰ 勇者ドウコウの伝説の始まり」編
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騎士と勇者の初対面

「おい!」

 先程の男達に声を掛ける。

「なんだ?」

 男は反応する。

「何なんだ、お前……名前を言ってみろ!」

「ちょっ、ここで宣戦布告はまずいって!」

「少しは落ち着きなさい!」

 ドウコウの仲間2人が止めにかかる。

「俺か? 俺は……騎士のタラタラだ」


 しかし、男はあっさりと自らの名前を言った。

「タラタラというのか……」

「俺は、お前とは違うからな!」

 そう言い残し、男達は去る。

「なんだったんだ? あいつらは」

「騎士のタラタラと、その取り巻きだとさ」

 ジャマクセーノの質問に、ドウコウはそう答えた。

「ところでさ、ここで何するの?」

 すると今度は、テヌキーニョスが目的を聞く。

「……まだ決まってなかった」

「まずは聞き込みね」

 サボテンノは、彼に提案する。

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