表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
たまたま見つけた俺の黒歴史ノートに、とんでもない話が書かれていた件。  作者: TNネイント
「†聖なる書†Ⅰ 勇者ドウコウの伝説の始まり」編
2/66

伝説の始まり

 ウンタラ城―――――

 ここに、新たな勇者が誕生しようとしていた。

「ドウコウ。 お前は魔王・ナントカカントカヌスを倒し、このランダム国を救う勇者となるのだ」

 金色の玉座に座る「フンダララ国王」は、国に住む青年・ドウコウをこの城に呼び出した。

 赤と金色のローブ。

 白髪に白い髭を生やした男は、まさに「王」と呼べるものだった。

「分かりました、フンダララ国王!」

 ドウコウはこの国王に言われた事に対し、そう返した。

「宜しい。 ならば、これを受け取ってくれたまえ」

 国王がそう言うと、どこからか兵士がやってくる。

 ドウコウに対し、赤い鎧や剣を勝手に装備させる。

「えっ?」

 彼は、思わず困惑してしまう。


 すると、国王はこう言って、彼に1000Me(メンドクセ)を与えた。

「これは、我々ランダム国からの新たな勇者の誕生を祝っての「特別支給品」だ。 旅の途中でどう使うかはお前に(ゆだ)ねる」

「分かりました! 魔王から、この手で世界を救ってみせます!」


 そう言って、ドウコウは王室から出た。

「……行ってしまったか」

 彼は城からも出ると、城下町の出口に向かい始めた。

「あれは……新しい勇者?」

「誰だよ、あれ……」

 走っていると聞こえてくる、住民の声。

 それでも彼は、城下町の出口を見つけてはこう言い、魔王を倒して世界を平和にするために旅立った。

「俺は……世界を救う!」


 ドウコウの長い旅は、ここから始まった。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ