ぶっちゃけ国王も魔王もずっと城の中にいるのに働いてるイメージないよね
登場人物
軽井 則久
性別 男
学年 1年
役職 会計(無いに等しい)
中右 翼
性別 女
学年 1年
役職 ピンチヒッター(無職)
照山 天明
性別 男
学年 2年
役職 部長(普通)
中右
「あのさー最近思うんだけど」
軽井
「なに?」
中右
「よくRPGの終盤で魔王を倒すために魔王城とかラスボスの所に乗り込むじゃない」
軽井
「うん」
中右
「あれってリスクが高すぎるとすぎると思わない?」
軽井
「どういう事?」
中右
「例えば、魔王城の中に即死トラップがあるかもしれない」
軽井
「モンスターよりトラップに怯えるRPGなんて嫌だよ」
中右
「入った瞬間、扉が閉まって出れなくなるかも知れない」
軽井
「きっと四天王が出てくるんだね」
中右
「途中でてきた中ボスに手間取っている間にたくさんの敵に囲まれているかもしれない」
軽井
「そんなせこい魔王は嫌だよ、というか流石に考えすぎだと思うけど」
中右
「それを差し引いても、何があるか分からない敵の本拠地に簡単に入ろうなんて考えが甘いと思わない?」
軽井
「いや、そんなこと言ったらゲーム進まないじゃんか」
中右
「そう言うと思ったわ、だから私は考えた、魔王城に入らず魔王をを倒す方法を」
軽井
「えっ」
中右
「魔王城にミサイル打てばいいんじゃね」
軽井
「ちょっと待ってよそれって……」
中右
「言いたいことは分かってるわ、そんなことで魔王は死なないだろという事でしょ。
でも、魔王城さえ壊せばあとは勇者達vs魔王の形になるわけ。そうすれば勝てる!」
軽井
「いやそうじゃなくて……」
中右
「あ、分かったミサイル程度で魔王城が全壊するわけないという事ね。
なら外の壁にダイナマイトを埋め込んで爆発させるの。
さすがの魔王城でも外の壁を全部ぶっ壊せば……」
軽井
「ちがーーーーーう」
中右
「じゃあ何よ?」
軽井
「ソレ、ファンタジージャナイデス」
中右
「うっ、確かに…………じゃあ、ミサイルのところを超ウルトラスーパーレーザー砲にして、ダイナマイトのところを爆破魔法とかにすれば万事解決ね」
軽井
「そういう事じゃなくて……えーと、夢がない」
中右
「夢って、超ウルトラスーパーレーザー砲よ夢でしかないじゃない」
軽井
「それはそうなんだけど……僕が言いたいのはやり方が汚いというか正々堂々魔王城を制圧して魔王を倒すのがいいというか」
中右
「それがリスクが高いと思ったからこういう話をしてるんじゃない」
軽井
「そうなんだけど、経験値だって入らないし……」
中右
「魔王城を潰した時にたくさんのモンスターが倒れるのよ。
ちゃんと経験値は入るわ、むしろ雑魚を倒す手間が省けるし、城内のすべての敵が倒せて一石二鳥よ」
軽井
「それはそうだけど何よりロマンがないと思う」
中右
「じゃあ、あなたは命よりロマンの方が大事なの?」
軽井
「いやでm……」
中右
「さっきからあんたは何?
グダグダグダグダ文句言って、勇者達がどうなってもいいの?
世界を救うために命を張ってる人をそんなぞんざいな扱いしていいの?
あんたがそんな薄情な人だとはおm――」
軽井
「すいませんでした、僕が悪かったです、すいませんでした」
(もう疲れた)
中右
「分かればいいのよ、という事で――」
???
「ふっ甘いな二人とも」
軽井
「部長!」
中右
「いつからそこに!」
部長
「そんなことはどうでもいい! 君達は一つ大きな間違いをしている」
軽井
(僕も含まれてるんだ)
中右
「間違い……ですか」
部長
「勇者が魔王城に入る理由それは、宝だ」
軽井
(えっ)
部長
「勇者の目的は魔王を倒すことそれも終わってしまえば間違いなく勇者は無職に等しくなってしまう。
武器や薬の金まで自腹で払わせる国王だ報酬なんてたかが知れてる」
中右
「城を破壊してしまったら宝がなくなってしまうそういう事ですね」
部長
「そういうことだ魔王城にあるものはたいてい高価で売れるからな」
軽井
(勇者が金品目的の強盗みたいになってる)
中右
「なるほど常に前を見据え、己の未来を切り開くために身の危険を冒してまで戦う。
なんと勇ましい、まさに勇者」
部長
「そういうことで分かっていただけただろうか」
中右
「ハイ! 私感動しました。」
軽井
(もうなんでもいいや)
1話目最後までご覧いただきありがとうございます。
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色々とはじめての経験になるこの小説
色々とおかしなところや可笑しくないところがあると思いますが、
よろしくお願いします。