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戦闘で役に立たず補佐役に徹していた僕ですがパーティーを追放されました

作者: ひろ
掲載日:2026/05/14

 「ジャン、お前には俺たちのパーティーを抜けてもらう。」


 「どうして!?

 このパーティーは、元々幼馴染の僕ら二人で立ち上げた。

 仲間が増えた今も、二人で一緒に頑張ってきたと思っていたのに!」


 「お前はロクな戦闘力もなければ、攻撃魔法も、回復魔法も、補助魔法も使えない。おまけに全く成長しない。もう足手まといなんだ。」


 「そんな…。確かに僕は戦闘では役に立たないさ。でも、僕なりに頑張ってきたんだよ?」


 「じゃあ何を頑張ってきたんだよ。言ってみろ。」


 「確かに僕は戦えない。使える魔法は瞬間移動と即死魔法だけ、地味なもんさ。」



 「えっ?」


 「でも、みんなの旅がスムーズに進むように補佐に徹してきたんだ。

 例えば君がダンジョンに行くと言えば、前の日に瞬間移動で先回りして、ダンジョン中の宝物を集めて入り口の近くにまとめておいたり、僕たちが敵わなそうな敵を片っ端から即死魔法で殺しておいたり。」


 「…………。」


 「それと、やたらとすぐに危機が訪れるこの世界、放置しておくと冒険もろくにできないだろ?

 だから、魔王や、竜王、異空間に潜んでいる邪神や破壊神なんかも殺して…すぐにこの世界に干渉してきたがる神や女神も殺したかな?

 …とにかく、いつでも僕たちが安全安心な旅を続けられるよう、僕なりに頑張ってきたんだ!

 それを追放だなんて、、、ひどいよ!!」



 「…………お前、やっぱりクビで。」


 「なんでだよっ!!?」


 「怖いわっ!!

 なんだよそのぶっ壊れスペックはよ? 戦闘に役立つどこじゃねーわ厄災レベルだわお前一人で十分じゃねーかお前以外が戦力外だわ!」


 「それと報•連•相!!

 そんなことしてるの初めて聞いたわ。なにそれ? 何も言わずにみんなの役に立ってる俺カッコイイ! とか思っちゃってるの?

 違うからね。何も言わずにそういうことやられるとか迷惑でしかないから。

 仮に、何かの拍子で急にお前が離脱したら、俺ら何も知らずに死ぬじゃん。そんな事も分からないで今まで黙ってやらかしてたんですかぁ?」


 「だからクビ、絶対クビ! おっかなくてこれ以上お前と組めない!!」



 「う、う…うわああん…お前の母さんに言いつけてやるぅ〜!!!」

 シュイン!


 「そんなどうでもいいことに瞬間移動を使うなあぁぁっ!!!」



おしまい

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