戦闘で役に立たず補佐役に徹していた僕ですがパーティーを追放されました
「ジャン、お前には俺たちのパーティーを抜けてもらう。」
「どうして!?
このパーティーは、元々幼馴染の僕ら二人で立ち上げた。
仲間が増えた今も、二人で一緒に頑張ってきたと思っていたのに!」
「お前はロクな戦闘力もなければ、攻撃魔法も、回復魔法も、補助魔法も使えない。おまけに全く成長しない。もう足手まといなんだ。」
「そんな…。確かに僕は戦闘では役に立たないさ。でも、僕なりに頑張ってきたんだよ?」
「じゃあ何を頑張ってきたんだよ。言ってみろ。」
「確かに僕は戦えない。使える魔法は瞬間移動と即死魔法だけ、地味なもんさ。」
「えっ?」
「でも、みんなの旅がスムーズに進むように補佐に徹してきたんだ。
例えば君がダンジョンに行くと言えば、前の日に瞬間移動で先回りして、ダンジョン中の宝物を集めて入り口の近くにまとめておいたり、僕たちが敵わなそうな敵を片っ端から即死魔法で殺しておいたり。」
「…………。」
「それと、やたらとすぐに危機が訪れるこの世界、放置しておくと冒険もろくにできないだろ?
だから、魔王や、竜王、異空間に潜んでいる邪神や破壊神なんかも殺して…すぐにこの世界に干渉してきたがる神や女神も殺したかな?
…とにかく、いつでも僕たちが安全安心な旅を続けられるよう、僕なりに頑張ってきたんだ!
それを追放だなんて、、、ひどいよ!!」
「…………お前、やっぱりクビで。」
「なんでだよっ!!?」
「怖いわっ!!
なんだよそのぶっ壊れスペックはよ? 戦闘に役立つどこじゃねーわ厄災レベルだわお前一人で十分じゃねーかお前以外が戦力外だわ!」
「それと報•連•相!!
そんなことしてるの初めて聞いたわ。なにそれ? 何も言わずにみんなの役に立ってる俺カッコイイ! とか思っちゃってるの?
違うからね。何も言わずにそういうことやられるとか迷惑でしかないから。
仮に、何かの拍子で急にお前が離脱したら、俺ら何も知らずに死ぬじゃん。そんな事も分からないで今まで黙ってやらかしてたんですかぁ?」
「だからクビ、絶対クビ! おっかなくてこれ以上お前と組めない!!」
「う、う…うわああん…お前の母さんに言いつけてやるぅ〜!!!」
シュイン!
「そんなどうでもいいことに瞬間移動を使うなあぁぁっ!!!」
おしまい




