表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
20/22

第20話 起こりうる現実

毎週木曜日に連載(?)していきます。


フィクションな部分もありますが、ノンフィクションな部分もあります。


正義とは何なのか。


一緒に考えてくれると嬉しいです。

木曜日。

いつ刑事に呼ばれ怒鳴り散らされるような取り調べを受けるのかびくびくしていたが、

結局呼ばれることはなかった。

呼ばれるかもしれないし、呼ばれないかもしれないというのは、かなり不安になる。


こちらを不安にさせる作戦として敢えて呼ばなかったわけではないと思うが・・・。


家族はまた面会に来てくれた。

おばあちゃんの具合があまりよくないらしい。

お見舞いに行きたいし、娘を見せに行きたい。


認知症でもう何もわからなくなっているそうだが、

それでも一目会いたいと思った。


早く出てやらなければならないことが一つ増えたような気持ちだ。


目をつぶって念を送る。

気持ちだけでもおばあちゃんに届いて欲しいと願った。


また、一日に一回回ってくる新聞を見ていると、

刑事が証言を捏造し、証言をした人に謝礼を渡し、

検察は供述がつじつまが合わないことを知りながらも、

その証言を採用し有罪にしたという話があったので、

そのことについても家族と話した。


こんなことをされたらどうやって対抗すればいいのだろうか。

証拠を捏造されたら・・・。途方にくれてしまった。


現実にそういうことがある。

ドラマのようなフィクションの世界ではなく。


自分にも降りかかる可能性はあるのではないか・・?

そう考えると怖い。


とにかく専門家である弁護士さんとともに戦っていくしかないだろう。

ちなみに、弁護士さんは忙しいらしく、なかなか連絡がつかないそうだ。


忙しいということは有能ということだろうから良いかなと思いつつ、

自分の事件だけに向き合っているわけではないということは、

手を抜かれることに繋がってしまうのではないかと心配になる。


信じてはいるけど心配だ・・・・。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ