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プロローグ

月明かりがわずかに地面を照らし、静寂があたりを包んでいた。女騎士エレナは、険しい表情で剣を握りしめていた。彼女の護衛たちが周囲に散開し、警戒の目を光らせている。


エレナ: 「ここまでくるとは思わなかったわね……」

護衛長: 「油断していました。敵はかなりの数でこちらを囲んでいるようです」

エレナ: 「……急ぐわよ。この場所に長く留まるのは危険だわ」


護衛たちは一斉に動き出し、エレナを守るように隊列を組んで森の奥へ進んでいく。しかし、霧の中から突如として無数の影が現れた。敵兵たちだ。次々に現れるその数は圧倒的で、もはや退路は完全に断たれていた。


霧がさらに深まり、視界が奪われる中、エレナは剣を抜き、振り返って護衛たちに指示を出した。


エレナ: 「防御態勢を取って! 魔法使いは準備を!」

護衛たちはすぐさま指示に従い、魔法使いが背後で呪文を唱え始める。次の瞬間、空間がゆがみ、結界のような光が彼らを包んだ。


しかし、その結界を打ち破るかのように、敵兵たちが押し寄せてきた。剣と槍が霧の中から次々と現れ、響き渡る金属音が戦いの始まりを告げる。


護衛長: 「駄目です! 完全に包囲されました!」

エレナの剣が魔力の光を帯び、彼女は一瞬の躊躇もなく前に出た。


エレナ: 「ど、どうしてこんなに敵が湧いてくるのよ……!このままでは皆……!」


敵は数えきれないほど現れ、まるで無限に続くかのようだった。しかし、エレナの瞳には決意が宿っている。彼女は剣を高く掲げ、その刃に炎のような魔力を宿らせると、一気に斬りかかった。


エレナ: 「ここで負けるわけにはいかない! 私が道を切り開く!」

彼女の一撃は、敵の前線を一瞬で打ち砕き、その衝撃で数名の敵が倒れる。しかし、それでも敵の数は減らなかった。霧の中から次々に新たな敵が現れ、戦場は混乱を極める。


護衛長: 「エレナ様、このままでは突破できません!」

エレナ: 「何か策を考えないと……!」


薄暗い部屋の中、タクトはゆっくりと目を開けた。ベッドに横たわっている彼の周りには、静けさが広がっていた。壁に掛けられた時計の針が、夜中の3時を指している。


タクト: 「……夢だったのか……」


汗ばんだ額に手を当て、深いため息をついた。心臓がまだ激しく脈打っているのを感じながら、彼はベッドの縁に座り込んだ。


タクト: 「すごくリアルだった……剣と魔法の世界……エレナって……」


夢の中で共に戦った女騎士エレナの姿が脳裏に浮かぶ。剣を振るい、敵に立ち向かうその勇敢な姿は、まるで現実そのものだった。タクトは夢の中での出来事を思い返しながら、少しだけ現実と夢の境目が曖昧な感覚に浸っていた。まるで、あの世界がどこかで本当に存在しているかのような気さえする。


しかし、やがて静寂が部屋に戻り、タクトは現実へと引き戻される。


薄暗い部屋の中、タクトはぼんやりと目を開け、時計に視線を移した。その針はすでに9時を回っており、普段ならもう出勤している時間だと気づいた。


タクト: 「えっ、もうこんな時間!? 会社に遅刻する!」


慌ててベッドから飛び起き、彼は手早く服を羽織り始める。心臓が激しく脈打ち、眠気が一気に吹き飛ぶ。タクトは鏡の前に立ち、髪を整える暇もなく急いで顔を洗う。


タクト: 「なんで目覚ましが鳴らなかったんだ? これじゃ間に合わない!」


ベッドサイドに置かれたスマートフォンを手に取り、会社に遅れる旨の連絡を入れながらも、急いで身支度を整える。焦りのあまり、シャツのボタンがうまくはまらず、ズボンのベルトも急いで締めることになった。


タクト: 「くそっ、どうしてこんなに時間がないんだ!」


彼は部屋を飛び出し、財布と鍵を手に取りながら玄関へと急ぐ。まだ夢の余韻が残っているような感覚がありながらも、現実の急な出来事に集中しなければならなかった。


タクト: 「遅刻したらまた叱られる……でも、なんとか間に合わせないと!」


外に出て、慌てて通勤の準備をしながら、彼の頭の中には夢の中のエレナがちらついていたが、それどころではない。タクトは走りながら、焦りと緊張の中で会社へ向かう道を急いだ。


タクトは、なんとか仕事を終えたものの、その日は上司にこっぴどく怒られてしまった。遅刻の理由を説明しようとしたが、上司の苛立ちに対して効果的な弁解ができず、厳しい言葉が次々と返ってきた。


上司: 「遅刻してくる理由があるとしても、もっと計画的に行動しろ! これ以上は許されないからな!」


タクトは謝罪しながらも、言葉の重さに深く肩を落とした。上司の言葉が耳に残り、帰り道に意気消沈した気持ちでいっぱいだった。


夜の街が静かに暮れ、タクトは疲れ切った表情で歩いていた。時計を見ると、すでに21時を回っている。普段ならこんな時間に外を歩くことはないが、何かの導きに導かれるように、彼はふと道の先にある神社の灯りに目を奪われた。


タクト: 「こんな時間に神社に行くのも変だけど……」


彼は無意識にその方向に足を向け、神社の境内に到着した。境内は静まり返り、月明かりに照らされた鳥居が神秘的な雰囲気を醸し出していた。彼は鳥居をくぐり、足元の石段を上がりながら心を落ち着けることを考えた。


神社の境内に立つと、彼は深呼吸をして、神殿に向かって一礼した。夢の中の出来事やその日の疲れが少しずつ和らぎ、心が穏やかになるのを感じた。


タクト: 「ここに来てよかった……少し気持ちが楽になったかも」


彼は境内を歩きながら、静かな夜の空気に包まれ、心をリセットしようとした。神社の静けさが、現実の喧騒やストレスから一時的に解放してくれるように感じられた。


タクト: 「これからもこういう時間を持つのも悪くないな……」


タクトは神社を後にしようと、境内を歩きながら振り返り、静かな夜の空気を楽しんでいた。その時である。突然、眩い光が彼の視界を奪った。強烈な光が周囲を包み込み、まるで昼間のように明るくなった。彼は目を閉じ、光に対抗しようとしたが、あまりの眩しさに立ちすくんでしまった。


タクト: 「な、何だ……?」


光が一瞬で広がり、神社の境内はまるで異次元に引き込まれたかのように変化していく。彼の周囲がゆらめき、現実世界の輪郭が崩れ始めた。その中で、タクトは光の中に浮かぶ影や形を見たような気がしたが、それが何なのかははっきりしなかった。


光がやがて収束し、周囲が再び暗くなり、静寂が戻ってきた。タクトは目を開けると、自分がまだ神社の境内に立っていることに気づいたが、どこか現実感が薄れているような感じがした。


タクト: 「一体……何が起こったんだ?」


彼は周囲を見渡しながら、起こった出来事の意味を探ろうとした。神社の静けさの中に、何か不思議な力が潜んでいるのではないかと感じながら、彼の心は次第に新たな期待と不安でいっぱいになっていた。


タクトが周囲を見渡していると、次の瞬間、女の怒声が響き渡った。その声は神社の静寂を破り、彼の耳に強く残った。驚きと共にタクトはその声の方を向いた。


そこには、夢の中で見た女騎士エレナが立っていた。彼女は月明かりの下で輝くような鎧を身にまとい、その目は鋭く、まるで彼の心を見透かすかのような強い意志を感じさせた。金髪の髪は波のように流れ、戦いの中で得た傷が彼女の勇敢さを物語っていた。胸元には精緻な装飾が施された鎧が輝き、長い剣を腰に携えている。彼女の姿は、まるで現実と夢の狭間から現れたかのようだった。


エレナ: 「どこをほっつき歩いてるのよ! タクト!」


彼女の声は厳しくもあり、しかしどこか心配するような響きも含まれていた。タクトはその光景に目を見張り、彼が見ていた夢と現実が交錯する不思議な瞬間に圧倒された。


タクト: 「エレナ……どうして俺の名前を知っているんだ? それに、どうしてここに……?」


タクトの心には疑問が渦巻いていた。彼の夢の中でエレナと過ごした時間は、ただの幻想だと思っていたはずだ。今、目の前に立つ彼女が現実に存在していることが信じられなかった。夢の中の出来事が、どうして現実の世界に影響を与えているのか、その説明がつかない。


タクト: 「あれはただの夢のはずだったのに……どうして?」


彼は驚きと困惑の中で、エレナを見つめながらも、自分の心の中にある夢と現実の境界が曖昧になっていくのを感じていた。エレナの姿が、幻想と現実を繋ぐ重要な鍵であるかのように思えた。


エレナ: 「何を意味不明なことを言ってるの!? いいから早くワープゲートを開きなさい!」

タクト: 「えっ!? 何を言ってるのか全く分からないのですが…」


エレナは眉をひそめ、険しい表情でタクトを見据えた。その瞳には強い決意が宿り、言葉の一つ一つが重くのしかかる。


エレナ: 「私の命令を聞かないというの? さもないと、背信行為とみなしてこの場で切り捨てるわよ!」


エレナは剣をタクトに向け、真剣な表情でその決意を示した。彼女の視線には揺るぎない意志が宿っており、その威圧感はまるで物理的な圧力のようだった。タクトはその強い態度に驚き、心臓が激しく打ち始めた。


タクト: 「わ、わかりません…」

エレナ: 「はぁ? 何がわからないというのよ? それに、あなたその服装はどうしたの?」

エレナ: 「まるで異国の地の人間のような服装ね。もしかして……」


彼女の表情から徐々に余裕が失われていくのが見て取れた。エレナの目は焦りと不安に満ち、彼女の言葉には急を要する緊迫感が込められていた。タクトの服装が、もしかすると彼女が予想していた状況とは異なる可能性を示唆しているようだった。エレナはその可能性を受け入れたくないかのように、眉をひそめ、深く息をついた。


エレナ: 「貴方がワープ魔法陣を発動させて、私をここに誘導した……つまり、私を捕らえる為……」

エレナ: 「図ったわね、タクト!」

タクト: 「えぇええ!?」

エレナの言葉を聞き、思わず素っ頓狂な声を上げてしまった。

タクト: 「いや、待ってください! そんなこと俺はしません!」

エレナ: 「嘘よ! じゃあどうしてワープ魔法陣を発動させないの?」

エレナ: 「それに、その衣装はどう見ても我が国の魔道教団が着る衣装じゃないわ!」

タクト: (恐らく、彼女は俺と誰かを勘違いしているかもしれない…)


タクトは恐る恐るエレナに声をかける。

タクト: 「あのー……」

エレナ: 「何よ?」

タクト: 「俺の名前はタクトと言います。」

エレナ: 「そんなこと知ってるわよ!」

タクト: 「そうでしたね。じゃあ、単刀直入に言います。おそらく人違いですよ。」

エレナ: 「人違い……?」

タクト: 「えぇ、ここは日本という国です。」

エレナ: 「ニホン?……聞いたことがない地名だわ。どこにあるの?カルナーニュ大陸からどのくらい離れているの?方位は?」

タクト: 「いや、それは知らないけど……」

エレナ: 「そう……」

エレナは少し考え込み、やがてハッとした表情を浮かべた。彼女は突然、タクトに近寄り、身体をまさぐり始めた。

タクト: 「ち、ちょっと、何してるんですか? こんな場所で大胆すぎますよ!」

エレナ: 「黙りなさい!」


タクトは驚きと困惑で顔を赤らめながらも、彼女の行動に従うしかなかった。エレナの手がタクトの身体を探る様子は、彼の心臓を激しく打たせていた。


エレナの手が止まったとき、タクトは安堵のため息を漏らした。しかし、その直後、彼は自分の反応に気付き、顔を真っ赤にして俯いた。

エレナ: 「ごめんなさい……。ちょっと取り乱してしまったみたい……」

エレナ: 「貴方は私の知るタクトではないようだわ」

タクト: 「因みに、貴方の言うタクトさんとは何が違ってたんですか?」

エレナ: 「……身体に刀傷があるの。でも、貴方には無かった。だから、違うと思ったの」

タクト: 「なるほど、そういうことだったんですね。因みにその人はどうして刀傷を持っていたんですか?」

エレナは一瞬、思案の表情を見せたが、すぐに答えた。


エレナ: 「そのタクトは、戦闘の経験が豊富で、多くの傷を負っていたわ。彼は私の仲間で、重要な使命を託されていたの。しかし、私たちの関係は非常に複雑で、詳細を話すのは難しいわ」

エレナ: 「それじゃあ改めて紹介させて。私の名前はエレナ」


エレナは一呼吸置いてから、さらに続けた。


エレナ: 「私は、カルナーニュ大陸にある『デルドゥラ王国』の女騎士です。王国を守るために様々な任務を遂行してきました。今は、その使命の一環として、ある重要な任務に取り組んでいる最中なのです」

タクト: 「なるほど、そのような立場で活動しているのですね」

エレナ: 「えぇ、そうなの。でも……」


彼女の声は一瞬途切れ、深い溜息をついた。エレナの表情には、重い決意と悲しみが混じり合っていた。


エレナ: 「実は、私たちのデルドゥラ王国は、今、危機的な状況にあるの。王国内部の人間の手によってクーデターが起こったわ。長年忠誠を誓ってきた貴族や軍の一部が反旗を翻し、王を追放しようとしているのよ。」


タクト: 「クーデター……?」


エレナ: 「そう。私もその混乱に巻き込まれてしまった。国を守るはずの者たちが裏切り、王国の内部が崩壊寸前まで追い込まれているの。私の任務は、この混乱の中で忠誠を誓う者たちを集め、王を救い出すこと。だけど……」


エレナは少し目を伏せ、苦悩を隠せない様子で続けた。


エレナ: 「敵は多く、信頼できる仲間は限られているわ。それに、クーデターを指揮している黒幕が誰なのか、まだ掴めていない」


エレナ: 「ちょうど、王を救い出すための潜入工作を行っていたところだったの。忠誠を誓う仲間たちと共に、王宮へ潜入しようとしていたのだけれど……」


エレナは拳を握りしめ、悔しそうに顔を歪めた。


エレナ: 「その時、敵兵に見つかってしまったのよ。どうやら、私たちの動きを嗅ぎつけていたみたい。あっという間に包囲され、戦う羽目になったわ」

エレナ: 「どうして私たちの行動がバレたのか、わかるわよね?」

タクト: 「裏切者がいた、ってことですか?」

エレナは深く頷く。

エレナ: 「そう。だから、最初は貴方が私たちの裏切者だと思ってしまったのよ。あの状況じゃ、疑うしかなかったわけだけど……誤解していたみたいね」


タクトは少し安心した表情を浮かべつつ、エレナの心中を察していた。


タクト: 「なるほど、だからあんなに怒ってたんですね。でも、だとしたらエレナさんの世界のタクトさんが裏切者だという可能性もありますよね?」


エレナ: 「ええ、そうね。だけど、こうなってしまった以上、彼の真意を知る術はないわ。今は、何もかもが不確かで、誰を信じるべきかさえわからないの」


エレナは少し苦しげな表情を浮かべ、タクトに視線を向けた。


エレナ: 「ねぇ、タクトさん」

タクト: 「は、はい! 何でしょう?」

エレナ: 「ダメもとでもう一度聞くけど……」

エレナは深呼吸をしてから、慎重に言葉を紡いだ。

エレナ: 「ワープゲートの魔法陣は、やっぱり使えないの? 何か方法があるなら、教えてほしいの」

タクトは困惑した表情で頭を掻きながら答えた。

タクト: 「うーん、正直に言いますけど……俺、そんな魔法使えません。この世界じゃ、魔法なんて存在しないんです」

エレナ: 「えっ!? そんな……」

エレナの顔から血の気が引き、一瞬動揺が見て取れた。彼女の世界では魔法が日常の一部であり、それがない世界など、想像もできなかったのだろう。


タクト: 「エレナさんは魔法使えないんですか?」

エレナ: 「えっ、私!?」


その問いに、エレナはわずかに頬を赤らめ、視線をそらした。彼女は少し口を結んでから、ため息をつくように答えた。


エレナ: 「……そうなの。私は魔法を使えないのよ」

タクト: 「え? 本当ですか?」


エレナは少し恥ずかしそうに、そして悔しさをにじませながら続けた。


エレナ: 「私、マナの量が他の人に比べて極端に少ないの。だから、どんなに魔法の技術を学んでも、実際に使うことができないのよ」

タクト: 「そうだったんですね……でも、それで騎士として戦ってるってすごいことじゃないですか?」


エレナはその言葉に驚き、タクトを見つめた。

エレナ: 「……そんな風に言ってもらったのは初めてかも。ありがとう、タクトさん」

エレナ: 「でも、魔法が使えない私にとって、今の状況はとても厳しいわ。ワープ魔法陣を使えなければ、帰る方法も見つからない……」

タクト: 「そうかもしれないけど、何か他の方法があるかもしれません。二人で考えれば、きっと道は見つかりますよ」


エレナはタクトの言葉に少し希望を感じたのか、頷いた。

エレナ: 「……そうね。諦めるわけにはいかないわね」

タクト: 「そうですよ、一緒に頑張りましょう。何か手がかりが見つかるかもしれません」

エレナ: 「ありがとう、タクトさん。あなたのおかげで少し元気が出たわ」

タクト: 「いや、俺こそエレナさんの話を聞いて、色々と学んだ気がしますよ。今は何もできないけど、何か助けになれれば」

エレナ: 「そう言ってもらえるだけで心強いわ。さて、まずはどこから始めましょうか?この世界のことも、私の世界に戻る方法も、まだわからないことばかりだけど」


タクトはふと時計の針に目をやった。時刻はすでに22時を超えている。

タクト: (こんな時間か…このまま話してても解決しそうにないし、とりあえず休まないと…)

彼は一瞬迷ったが、意を決してエレナに提案することにした。

タクト: 「エレナさん、もし良ければ、今夜は俺の家に来ませんか?急に変なこと言ってるかもしれないですけど、もう遅いし、外は危ないですし…」

エレナは驚いたようにタクトを見つめたが、すぐに彼の言葉の真意を理解した。

エレナ: 「あなたの家に…?そうね、確かに今は休んだ方がいいかもしれないわ」

タクト: 「そうですよね。俺も、今日はもう色々ありすぎて頭が回らなくて…明日、改めて話を考えましょう」

エレナは少し微笑み、タクトの提案に頷いた。

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